学生が書いた 研究室ガイドブック 2024長岡技術科学大学

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放射能環境動態工学研究室

准教授/太田 朋子

准教授太田 朋子

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
  • 年代測定を活用して放射性同位体スケールの時計を作ろう!
  • 地下水中の核種で将来の地震リスクがわかるかも?
  • フィールドで地球の声と向き合おう!

太田 朋子 先生
太田先生はとてもやさしい先生です。どんなに基礎的な質問や、普段の学生生活や就職の相談にも親身になってくださり、学生思いの先生です。動物が大好きで、愛犬の柴犬の美柑ちゃんは当研究室のアイドル的存在になっています。実は武道が特技という一面もあります。

研究内容

地下水年代測定開発および環境中の核種の未来予測を行い、水資源保全・開発、放射性廃棄物処分、将来の地震リスク評価といった課題への貢献を目指しています。
1)水資源保全・開発
 水資源開発や放射性廃棄物処分の安全評価の鍵となる地下水流動評価のための地下水年代測定法の開発です。
2)放射性廃棄物処分
 核実験・福島の原子力発電所事故による人為的起源汚染物質の循環と環境中での分布予測に関する研究で、森林・地下水中の核種の動態の解明を行っています。
3)将来の地震リスク評価
 地震予知に役立つ基礎情報を取得することを目的として、地下水中の放射性核種の情報を追跡しています。

フィールドワークの様子(消雪パイプ用地下水の採取)

研究室について

コアタイムはありません。自由に研究を進めることができますが、自分でスケジュールを管理することが重要です。各地の地下水の採水や森林にもフィールドワークにいきます。大自然の中から試料をいただき、実験室で試料中の核種の化学分離を行い実測することで、日々地球の声と向き合っています。
ゼミは週1回、放射化学研究室と原子力材料・保全工学研究室と合同で、論文紹介や研究の進捗報告を行っています。また、学生部屋もこれらの研究室と合同となっており、見た目は大きい研究室です。
2020年からスタートした研究室で、メンバーは教員1名、学生2名だけです。これから放射能環境動態工学研究室を盛り上げてくださる方、お待ちしております。

合同研究室

修論・卒論テーマ

  • (修)地理条件が地下水ラドン濃度に及ぼす影響
  • (修)新潟県長岡地域における地理条件と地下水ラドン濃度の関係性調査

博士後期課程
修了者数

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こんな研究機関、企業に就職しました

  • 新設研究室のため実績なし
原子力システム安全工学専攻 武雄 諒(木更津高専 出身)