労働安全について日本産業界では、重篤労災削減を目的に「人の注意力」から「機械」に頼る安全へ重点施策をシフト、安全装置導入等のハード対策強化に取り組んでいます。一方で、安全装置無効化など作業者側の不安全行動による労災事故が後を絶ちません。安全行動を促すには、人の行動変容が必要です。人が不安全行動を「してしまった」のではなく、周囲環境が「させてしまった」と考え、人もシステムの一部として周囲環境を変化させ、人の安全行動を強化、不安全行動を削減する手続きを体系的に研究しています。

人の行動は定量評価可能である