学生が書いた 研究室ガイドブック 2026長岡技術科学大学

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発酵科学研究室

教授/小笠原 渉  助教/中村 彰宏
  • 発酵に秘められた偉大なる微生物の力
  • 微生物の生き様に迫り、 微生物と共生する
  • 堅実さと大胆さで新たな領域を開拓する

小笠原 渉 先生・中村 彰宏 先生
小笠原先生と中村先生は研究に対する情熱と学生に対する愛情を持っており、 真摯に向き合いながら成長させてくださる自慢の先生です。 学生の主体性を大切にしつつ、 学会・インターンシップなどの機会や様々な経験を与えてくださいます。

研究内容

微生物は様々な物質を生産・分解でき、地球環境の循環や私達の生活に貢献しています。◆糸状菌(カビ): 未利用物質からの有用物質生産を目指した、 木質バイオマスを分解可能な糸状菌の分解酵素生産メカニズムを追求 ◆油脂生産酵母: 食用油脂の安定供給を目指した、 細胞内に油脂を蓄積する酵母の生産メカニズムの研究◆細菌:JAXA 他大学と連携したタンパク質分解酵素の研究による、 歯周病原菌 多剤耐性菌に対する薬剤開発◆微生物探索: エマルションを用いた最先端培養技術の確立および有用微生物の探索

普段の研究の様子

研究室について

研究室では日常的に活発なディスカッションが行われています。コアタイムは平日10時~18時であり、毎週月曜日はゼミを行なっています。先生や先輩、スタッフの方々が多く在籍しているため、考えて分からないことはすぐに聞けるような環境が整っています。また、「発酵を科学する」というイベントのサポートを通して、高専生や企業等の方と話す機会も多いです。夏と冬にはラボ旅行や定期的に美味しいご飯を囲んだラボパーティーも行なっており、研究とリフレッシュのメリハリを大切にしています。

研究室メンバーの集合写真

修論・卒論テーマ

  • (修)油脂生産酵母 Lipomyces starkeyi における形態応答のモデル化
  • (修)FNAP-sort 法を用いたドロップレット共培養技術の開発およびシグナル伝達物質に着目した環境微生物の探索
  • (修)ドロップレット培養下における微生物代謝産物の検出技術の開発
  • (修)油脂生産酵母 Lipomyces starkeyi における生育・油脂生産に関与する因子の解析
  • (修)糸状菌 Trichoderma reesei における窒素制御とセルラーゼ生産の関係

博士後期課程
修了者数

13

こんな研究機関、企業に就職しました

  • 八海醸造(株)
  • 岩塚製菓(株)
  • デンカ (株)
  • オリエンタル酵母 (株)
  • (株)ちとせ研究所
  • (株) 陽進堂
  • NRIシステムテクノ (株)
  • KMバイオロジクス (株)
  • (株)NSS
  • キーコーヒー(株)
  • (株)オンチップ バイオテクノロジーズ
  • (株)ブルボン
  • ボーソー油脂 (株)
  • 雪印種苗(株)
  • (株)スリーボンド
  • 都城高専
  • 北海道庁
  • (株)アドバンテック
工学課程 物質生物工学分野 福光 春那(宇部高専 出身)