学生が書いた 研究室ガイドブック 2024長岡技術科学大学

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先端軽金属材料研究室

産学融合特任講師/中田 大貴

産学融合特任講師中田 大貴

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
J-GLOBAL
  • 実用金属中最軽量なマグネシウム
  • “モノづくり”から“評価・解析”まで一気通貫な研究体制
  • 主体性重視!充実した研究設備

中田 大貴 先生
中田先生は学生に近い目線を大切にされており、日頃から雑談を交え、コミュニケーションをとってくださります。研究に対しては学生の主体性を重んじてますが妥協はなく、都度、進捗状況を相談することで的確なご指導をくださります。

研究内容

近年、輸送機器軽量化の動きから、実用金属中最軽量なマグネシウム(鉄の25%)は大きな注目を集めています。本大学には、マグネシウム合金実用化の推進を目的として設立された高性能マグネシウム工学研究センターがあります。本研究室はその装置を使い、溶解・鋳造や展伸加工などの”モノづくり”から”評価・解析”まで行う、実践的で通貫した研究を行っています。さらに、マグネシウム合金の実用化を目指した国家プロジェクトや企業との共同研究を行っており、より先進的で責任のある研究をすることができます。

新しく開発したマグネシウム合金を用いた自動車バンパービーム補強材の模擬部分

研究室について

学生の主体性に任されており、ゼミやコアタイムはなく、都度、先生に進捗状況を相談して研究を進めます。また、高性能マグネシウム工学研究センターに設置されている溶解・鋳造設備をはじめ、プレス機・圧延機や評価・解析用の実験機器はいつでも利用可能です。本研究室は各自1テーマが与えられ、これら装置を利用し、学部生から実践的な研究活動を行うことができます。研究に関連した知識を収集し、その上で先生に進捗状況を相談することで、実験結果や研究の進め方に対して的確なご指導をいただくことができます。

学生自ら既設の実験機器に半自動化装置を実装

修論・卒論テーマ

  • (修)Mg-Al-Mn合金圧延材の室温張出し成形性,引張特性および耐食性に及ぼすAl添加量の影響
  • (修)希薄Mg-Al-Zn-Ca-Mn合金圧延材の組織形成,引張特性および腐食特性に及ぼすAlおよびZn添加量の影響
  • (修)希薄マグネシウム合金押出材の異方性改善と高強度化を目的とした変形メカニズム制御

博士後期課程
修了者数

12

こんな研究機関、企業に就職しました

  • 住友電気工業(株)
  • テルモ(株)
  • いすゞ(株)
  • 東芝マテリアル(株)
  • 信越化学工業(株)
  • (株)日立製作所
  • 工機ホールディングス(株)
  • (株)プロテリアル(旧:日立金属(株))
  • (株)東陽理化学研究所
  • ダイキン工業(株)
  • 日本金属(株)
  • (株)タダノ
  • 大同特殊鋼(株)
  • (株)アーレスティ
  • 川崎重工業(株)
  • (株)神戸製鋼所
  • (株)日立ハイテクサイエンス
  • 黒田精工(株)
工学専攻 機械工学分野 嶌田 惇之介(茨城高専 出身)