学生が書いた 研究室ガイドブック 2024長岡技術科学大学

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環境ナノ材料研究室

准教授/高橋 由紀子

准教授高橋 由紀子

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
J-GLOBAL
  • 有機色素ナノ粒子と薄膜を基にした、超微量現場分析法と環境浄化技術の創発研究
  • ナノパワーでウィルス撃退!
  • ナノの世界が未来を切り拓く!

高橋 由紀子 先生
高橋先生は、何事も「楽しんで」がモットーのパワフルな先生です。研究や勉強で困った際は、助言を下さったり、一緒に悩んだりと、とても親身になってくれます。また、イベント好きで、学生との距離も近く親しみやすい先生です。

研究内容

本研究室では、様々な機能をもつ有機色素のナノ粒子を作製、固体分散や薄膜化し、環境評価/保全に役立つ機能性ナノ材料の開拓を行っています。ナノ粒子は比表面積が大きく、分子に近い反応性と自己集合による分子間相互作用を併せ持つため、分子単独とは異なる新たな機能を発揮します。研究例として、「ナノ薄膜試験紙」は、環境中の有害な重金属イオンをppbレベルの高感度で検出することが可能です。また最近では、ナノ薄膜の技術を基に、一重項酸素を用いた空気浄化システムの開発にも取り組んでいます。

光増感色素ナノ薄膜(上)と光照射による一重項酸素の発生実験(下)

研究室について

当研究室は自由な雰囲気で、コアタイムはなく、各々の時間で自主的に研究活動に取り組んでいます。週1回で研究テーマ別のミーティングがあり、研究成果の共有とディスカッションを行います。月初めには研究室全体でのミーティングがあり、より質を上げた発表を行い、社会に出てからも役立つプレゼンスキルを身につけることができます。
また、研究室では様々なイベントも開催しており、花見や長岡花火などの恒例行事をはじめ、研究室メンバーによるご当地グルメ会などを行っています。

衛生面に配慮したスイカ割り(上)と希望者参加の米山登山の様子(下)

修論・卒論テーマ

  • (修)金属有機構造体Cu-BTCのゼラチン溶液中での合成条件の検討
  • (修)合金等表面の溶出試験としてのスズ用タッチテストデバイスの開発
  • (修)ジチゾンナノ薄膜試験紙を用いた銀イオンの高感度検出法の開発
  • (修)粒度分布制御を目指した有機顔料ナノ粒子作製法の開発と粒子の利用

博士後期課程
修了者数

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こんな研究機関、企業に就職しました

  • Japan Advanced Semiconductor Manufacturing(株)
  • オイレス工業(株)
  • 小倉クラッチ(株)
  • 三浦工業(株)
  • 石川サンケン(株)
  • リケン(株)
  • 福助(株)
  • (株)東陽理化学研究所
  • 高砂熱学工業(株)
  • (一社)日本品質保証機構(JQA)
  • ナミックス(株)
  • (株)産業分析センター
  • 新東工業(株)
  • 富士通フロンテック(株)
  • エヌエスアドバンテック(株)
  • 中本パックス(株)
工学専攻 物質生物工学分野 土田 帯刀(新潟県立長岡大手高等学校 出身)