学生が書いた 研究室ガイドブック 2026長岡技術科学大学

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数理設計研究室

教授/倉橋 貴彦  助教/上林 恵太
  • 数理最適化で工学の問題を解決!
  • ナノスケールからkmオーダーのものまでシミュレーションで再現
  • 機械学習等を駆使したデータサイエンス関係の研究も実施

倉橋 貴彦 先生、上林 恵太 先生
倉橋先生はとても面倒見のいい先生です。研究や就職活動、奨学金に関することなど、お忙しい中でも学生のことを気にかけてくださっています。上林先生は学生の様々な悩みに的確なコメントをくださり新たな視点を引き出してくれます。

研究内容

本研究室は、構造物の自動設計法やAI技術に基づく非破壊検査、データ同化技術による流れ場の推定等、計算力学分野における逆解析の内容に力を入れて研究を行っています。例えば、ある条件下において剛性を最大化する構造を自動的に創出する研究や、機械学習技術に基づく構造内空洞形状の同定、またフィルタ理論などに基づく高精度流れ場推定解析に関する研究を実施しています。市販のソフトウェアでは解析できない内容について検討をしていますので、基本的には計算プログラムを各々作成して数値実験をしています。

弾性および弾塑性モデルのトポロジー最適化結果の応力分布

研究室について

本研究室は1~5限のうち授業時間以外で研究しています。週1回の進捗報告(◯報)と、数ヶ月に1回の研究発表(◯発)を通して研究の方向性の確認やまとめをしています。学会発表も活発で毎年M2は国際会議に参加しており、ギリシャ、ドイツ、韓国などで発表しています。そのため◯発は英語で発表を行う場合もあり、英語力やプレゼン能力を養うことができます。その他、◯発後の慰労会や長岡花火などのイベントも行っています。

研究室でのイベントの際の写真

修論・卒論テーマ

  • (修)随伴変数法および深層強化学習に基づく揚力の向上を目的としたコルゲート翼の形状最適化
  • (修)実験計画法および随伴変数法に基づく摩擦係数を最小とするテクスチャリングの設計変数に関する最適化
  • (修)データ同化流況解析結果を用いた深層学習に基づくウニ養殖場における塩分濃度予測
  • (修)教師有り機械学習に基づくトポロジー最適化形状の生成法に関する研究
  • (修)塑性変形を考慮したトポロジー最適化構造に対する数値的および実験的考察

博士後期課程
修了者数

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こんな研究機関、企業に就職しました

  • (独)岐阜工業高等専門学校
  • (株)サイバーエージェント
  • (株)デンソー
  • 本田技研工業(株)
  • (株)SUBARU
  • (株)IHI
  • (株)LIXIL
  • (株)オイレス工業
  • (株)荏原製作所
  • (株)ミネベアミツミ
  • 西川計測(株)
  • (株)新潟太陽誘電
  • (株)倉敷機械
  • (株)松定プレシジョン
  • (株)河西工業
  • (株)山田製作所
  • (株)東芝機会
  • (株)三條機械製作所
工学専攻 機械工学分野 杉山 雄大(新潟県立新潟江南高等学校 出身)