学生が書いた 研究室ガイドブック 2026長岡技術科学大学

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機械要素研究室

教授/太田 浩之
  • 科学の目で転がり運動を見つめる
  • 問題を解決するのが技術者の使命
  • “なぜ”を考える

太田 浩之 先生
学生を一流のエンジニアにするために、丁寧に指導してくださる先生です。学生一人ひとりをよく見ていて、成長を促す助言をくださいます。研究に対しては、基本的な項目を積み上げながらコツコツと行う姿勢をもっています。

研究内容

機械要素研究室では、転がり運動に関する基礎研究および転がり機械要素に関する応用研究を行っています。転がり機械要素の性能向上は、機械の省エネルギー化に直結します。
研究テーマは、企業と連携しながら、産業界で問題となっている転がり機械要素の振動や発熱、トライボロジーについて実験・解析し、現象の把握と対策を行っています。解析は、接触問題解析プログラム(TED/CPA)やマルチボディ解析(MBA)、有限要素法(FEM)ソフトウェアを用いています。

玉軸受のマルチボディ解析

研究室について

学生は毎朝8:20から、一人5分程度の進捗報告を行います。先生がそれに基づいて指導してくださることで,研究の方向性を見失うことなく、コツコツと確実に研究を進めることができます。最近は、実験よりも解析・計算がメインで、研究室のPCを使って研究活動を行う学生が多いです。
研究室には明るい人が多く、ワンチームで活動しています。留学生も在籍しているので、異なる文化・考え方を持った人と積極的に関わる機会にも恵まれています。

研究室の作業風景

修論・卒論テーマ

  • (修)純アキシアル荷重下の玉軸受の振動に及ぼす保持器のポケットすきまおよび内輪の回転速度の影響
  • (修)フルフラッド等温グリース潤滑線接触の等粘度−剛体,高圧粘度−剛体および弾性流体潤滑領域に対する最小膜厚および転がりトラクションの計算式

博士後期課程
修了者数

1

こんな研究機関、企業に就職しました

  • ボッシュ(株)
  • 日本精工(株)
  • ミネベアミツミ(株)
  • ナブテスコ(株)
  • (株)不二越
  • マニー(株)
  • (株)タダノ
  • 芝浦機械(株)
  • 日本精機(株)
  • (株)オーエム製作所
  • (株)太陽工機
  • (株)椿本チエイン
工学専攻 機械工学分野 髙野 優介(新潟県立巻高等学校 出身)