学生が書いた 研究室ガイドブック 2024長岡技術科学大学

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システム安全工学研究室

教授/山形 浩史

教授山形 浩史

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
J-GLOBAL
  • 脅威は空からやって来る
  • 安全は組織とマネジメント
  • 不正防止は文化から断つ

山形 浩史 先生
約5年間、本学教授と原子力規制庁の役人という二刀流でしたが、令和3年8月から本学の教授に絞って、学生の指導にあたっています。「外」に出ることと自主性を重んじ、学生と研究について真摯に向き合ってくれる先生です。

研究内容

現在、弊研究室では「飛翔体衝突」と「不正やリスクの対策」の2分野に関連するテーマを取り扱っています。「飛翔体衝突」では原子力発電所建設に関する新規制基準を背景に飛翔体からの効果的な防護方法を探るため実験装置の開発やシミュレーション解析に取り組みます。「不正やリスクの対策」では有限な「人、資金、時間」を能率的に活用するため、ヒヤリハット報告書や過去の事故事例を調査し、効率的な組織とマネジメントのあり方や安全性の向上や確保の方法を提案するためのテーマなどに取り組んでいます。

図1.飛翔体モデルの衝突における変形の様子

研究室について

週一回のミーティングの時間を設けており、研究の進捗やその他連絡事項を研究室全体で共有します。コアタイムは学生の自主性や自律する力を鍛えるため敢えて設定されていません。学生は、普段は博士課程研究実験棟4階の学生居室で、一人一台与えられたデスクで研究活動やその他作業に取り組んでいますが実験では学外施設に赴いて設備を借用し実験に取り組んでいます。居室は一部他の研究室と共用のため、普段の会話から広がって自分達の研究室内だけではない大きなコミュニティで学生生活を送ることもできます。

図2.ハイスピードカメラを用いた破壊解析実験の様子

修論・卒論テーマ

  • (修)高速飛翔体に対する防護設計の最適化
  • (修)自動車リコールに関する法制度とその運用に関する国際比較
  • (修)ヒヤリ・ハット報告書の分析を基にした重篤な労働災害発生の減少方法の提案
  • (卒)衝突実験装置の基本設計
  • (卒)衝突実験での画像処理解析による歪計測

博士後期課程
修了者数

0

こんな研究機関、企業に就職しました

  • 新設研究室のため実績なし
工学専攻 機械工学分野 江添 航(長岡高専 出身)