学生が書いた 研究室ガイドブック 2026長岡技術科学大学

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先端軽金属材料研究室

准教授/中田 大貴
  • 最軽量なマグネシウムと金属3Dプリンターを用いた材料創製
  • “モノづくり”から“評価・解析”まで一気
  • 主体性重視!充実した研究設備

中田 大貴 先生
中田先生は学生に近い目線を大切にされており、日頃から雑談を交え、コミュニケーションをとってくださります。研究に対しては学生の主体性を重んじてますが妥協はなく、都度、進捗状況を相談することで的確なご指導をくださります。

研究内容

近年、輸送機器軽量化の動きから、実用金属中最軽量なマグネシウム(鉄の25%)は注目を集めています。本研究室には、大学としては珍しい大型プレス機や圧延機があり、マグネシウム展伸材の作製を行うことができます。また、電子顕微鏡や原子間力顕微鏡などの組織観察装置もあり、"モノづくり″から"評価・解析″まで一貫して行える環境です。企業との共同研究も多く、実践的な知識を身につけるのにも役立ち、特に最近では、電気自動車向けの技術開発として、金属3Dプリンターを用いた研究も進めています。

鋳造インゴット(左)、押出棒(中)、バンパー補強(右)

研究室について

学生の主体性に任されており、コアタイムはなく、都度、先生に進捗状況を相談して研究を進めます。溶解・鋳造設備や展伸加工用のプレス機・圧延機、評価・解析用の顕微鏡や万能試験機などの実験機器はいつでも利用可能です。各自、研究テーマが与えられるので、学部生から実践的な研究活動を行うことができます。研究に関連した知識を収集し、その上で先生に進捗状況を相談することで、実験結果や研究の進め方に対して的確なご指導をいただくことができます。

SEMで組織観察を行っている様子

修論・卒論テーマ

  • (修)Mg-Al-Mn合金圧延材の室温変形挙動に及ぼすAl添加量およびZnとCa添加の影響
  • (修)Mg-Zn系合金押出材の微細組織,腐食特性および機械的特性に及ぼす添加元素と押出条件の影響
  • (修)Mg-Al-Mn(-Ca)合金押出材の組織形成、微細組織および機械的性質に及ぼす押出条件の影響

博士後期課程
修了者数

12

こんな研究機関、企業に就職しました

  • 住友電気工業(株)
  • テルモ(株)
  • 信越化学工業(株)
  • 東芝マテリアル(株)
  • JFEエンジニアリング(株)
  • DOWAホールディングス(株)
  • ファナック(株)
  • 小松製作所(株)
  • YKK AP(株)
工学専攻 機械工学分野 槙原 佑(国立松江工業高等専門学校 出身)