学生が書いた 研究室ガイドブック 2026長岡技術科学大学

前のページ 次のページ
18

高温材料研究室

教授/南口 誠  助教/郭 妍伶
  • 熱意に負けない。そんな材料
  • エコセラミックス‒廃棄物から生まれる新たな価値
  • みんな酸素と戦っている

南口 誠 先生・郭 妍伶 先生
南口先生、郭先生ともに気さくな先生で、研究のことのみならず、進路や日常生活のことも気軽に相談できます。論理的思考や課題解決のための方法論など、社会に出ても通ずる素養を、ときには厳しく伝えてくださります。

研究内容

焼結
粉末材料を高温で固める「焼結」の方法を使って様々な材料を作製します。作製したサンプルの評価試験をして研究を進めます。
材料には市販の粉末原料だけでなく、産業廃棄物を処理し安全になった材料を使いリサイクルするための研究もしています。
高温腐食・酸化
金属材料が高温で酸化する仕組みを明らかにするために、酸化試験をしたり、酸化皮膜と同じ物質の焼結体を作製し、特性評価・強度試験をしたりしています。

産業廃棄物から作製されたエコセラミックス

研究室について

研究室の一日は朝ゼミから始まります。約1か月ごとに発表当番になり、進捗報告や論文紹介を行って活発な議論をしています。朝ゼミ後はコアタイムとなり、集中して研究活動に取り組みます。研究室内には留学生が多く、国際コミュニケーションや異文化交流も多く経験できます。オープンキャンパスや学科のソフトボール大会などのイベントや、春や秋を中心に学会にも積極的に参加するため、少しハードな研究姿勢が求められます。しかし、社会に出たときに一歩リードできる実力が身につくことは間違いないと思います。

朝ゼミでは活発な意見交流が行われます

修論・卒論テーマ

  • (博)アルミナのパルス通電焼結における炭素汚染とその対策
  • (博)Self-healing and oxidation behavior of SiC dispersed yttrium silicate composites affected by water vapor and electron irradiation
  • (修)積層造形法により作製したマルエージング鋼部材の微細組織が直接窒化へ及ぼす影響
  • (修)半導体製造装置部材を目指した自己治癒機能を有するY2O3 基複合セラミックスの開発
  • (修)アルミドロスを原料とした断熱耐火れんがの製造プロセス

博士後期課程
修了者数

13

こんな研究機関、企業に就職しました

  • (株)メイテック
  • 日本軽金属(株)
  • 綜合警備保障(株)
  • トップ工業(株)
  • (株)INPEXエンジニアリング
  • (大)福島高専
  • 電源開発(株)
  • ダイハツ工業(株)
  • イビデン(株)
  • セイコーエプソン(株)
  • (学)法政大学
  • 古野電気(株)
  • JFEスチール(株)
  • (大)都立産業技術高専品川キャンパス
  • (国研)日本原子力研究開発機構
工学専攻 機械工学分野 鈴木 海渡(福島高専 出身)