学生が書いた 研究室ガイドブック 2023長岡技術科学大学

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ナノ・原子レベル解析研究室

准教授/本間 智之

准教授本間 智之

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
J-GLOBAL
  • 人のために生活をして、己のために生活せざるを工学の本体とす
  • 研究を通じて学問の本質を体得する
  • 電子と原子を操作して新材料を設計

うちの先生

本間 智之 先生
多くのテーマを同時に研究されており、ナノスケールの解析も積極的に触れ、多忙な先生ですが、普段は優しく、フレンドリーで学生一人一人と向き合い丁寧なご指導をして下さいます。とても面倒見がよく、研究で行き詰まった際にはいつも的確なアドバイスが頂けます。

研究内容

本研究室では物質の機械的性質や熱電特性の高機能化を目的に、ナノ・原子レベルで材料組織解析を行うことで、材料の製造プロセスを制御し、理想的なナノ・原子レベルの組織制御を実現することで新規材料開発を行っている。現在対象としている材料は、主にTi合金と熱電変換材料で、その他Al合金やNi基超合金などの構造材料も扱っている。構造材料は時効析出現象により高強度化できるが、溶解、焼結、塑性加工、熱処理などのプロセスでどのようにナノ組織が変化して強度や延性に影響を及ぼすかは必ずしも明らかになっていない。そこでプロセスごとのナノ・原子レベルの組織解析を実施し、理想的な組織を作り上げながら優れた機械的性質を発現させている。学生は多くの分析機器に触れることになり、また実空間や逆空間の情報を使いこなして物性の高機能化を体験することになる。更に企業や研究所、他大学との共同研究を行っており、学会にも積極的に参加している。

新β型Ti合金の組織制御による高強度・高延性化

研究室の一日

基本的に9:00~18:00の時間帯に研究しています。実験時間は学生に任されているので、期日までに成果が出せるよう時間を工夫して利用できます。週1回進捗報告会がありますが、2つのグループに分けているため、月2回進捗報告を行っています。修士生はプレゼン資料を英語で作成しますが、発表は日本語でも英語でもどちらも可能です。進捗報告会で先生とみんなで議論しながら次にどのような実験を行うか一緒に考えます。研究では、試料準備をする必要があり、研磨や熱処理や焼結などを自分達で行います。その後、引張試験機や硬さ試験機、熱電特性評価装置などを使用して物性を評価し、光学顕微鏡、走査型電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡等で組織観察を行い、データの持つ意味をグラフを作成しながら深く考えます。このような研磨や解析技術、装置使用方法などは優しい先輩が丁寧に教えてくれるので安心してください。

研究室内の普段の様子

修論・卒論テーマ

  • (卒)固体微粒子を含有させた微細人工氷のクリープ変形に伴う転位密度測定
  • (卒)Ge置換したCoSi熱電材料の熱電特性および電子構造の評価
  • (卒)Ti-Nb-Zr(-B)合⾦焼結材の機械的性質に及ぼす微細組織の影響
  • (修)CoSi熱電材料の熱電特性に及ぼすGe置換の効果
  • (修)β型チタン合金パルス通電焼結材の元素置換による機械的性質の改善
  • (修)粉末冶金Ni-Co基超合金の耐熱性に及ぼす双晶の影響

博士後期課程
修了者数

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こんな研究機関、企業に就職しました

  • (株)アーレスティ
  • 住友電気工業(株)
  • マツダ(株)
  • 大同特殊鋼(株)
  • アイホン(株)
  • YKK AP(株)
  • 日立金属(株)
  • (株)ツガミ
  • (株)アクシスマテリア
  • 東芝マテリアル(株)
  • 三菱自動車(株)
  • レンゴー(株)
  • ユニオンツール(株)
  • (株)木村鋳造所
  • 日鉄物流(株)
  • (株)ダイヤメット
  • 日本軽金属(株)
  • 工機ホールディングス(株)
  • JFEエンジニアリング(株)
  • DOWAホールディングス(株)
技術科学イノベーション専攻 Amalina Aina Binti Kaharudin(University Kuala Lumpur, Malaysia 出身)