学生が書いた 研究室ガイドブック 2025長岡技術科学大学

前のページ 次のページ
6

電力工学研究室

教授/三浦 友史
  • 未来の電力システム
  • パワーエレクトロニクスでエネルギー問題にアプローチ
  • Progress. Not perfection.

三浦 友史 先生
三浦先生は電力工学、特に電力システムにおける電力変換器の専門家です。専門知識だけではなく大局的な考え方も学べます。さらに、非常に気さくかつ思いやりがあるため、素晴らしい指導とアドバイスを貰うことができます。

研究内容

近年、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーによる分散電源の電力系統への導入が進んでいます。これら電力系統にはパワーエレクトロニクス技術が大きな役割を果たします。また、電力システムは複雑で,目前の問題だけでなく、局所最適に陥らない大局的なシステム思考が必要となります。
三浦研究室では、分散電源に適用する制御方式や半導体変圧器を用いたシステム、新しい電力貯蔵装置等の研究を行っています。こうして提案した手法はシミュレーションや小型試験装置で検討・実証を行います。

複数台VSMインバータ試験装置

研究室について

「研究室にいる時間の積分が自分の実力になる」をモットーにしています。これは、研究に時間と労力を投資する価値を信じる私たちの信念を反映しています。三浦先生は、学生の研究を指導するために、テーマを割り当て、明確な方向性と焦点を提供しています。学生たちはシミュレーションや実験を通じて示し、ゼミで発表します。さらに、英語力を向上させるために、当研究室では「英語論文発表」というセッションを開催しています。学生の研究が潜在的で有望な成果を示すと、学会で発表します。研究以外にも、スキーやスノーボード、ピザパーティーなどの活動が、三浦先生を含む研究室メンバーの間に強い絆を育みます。

実験室の風景

修論・卒論テーマ

  • (修)-P-ωドループ制御を用いた VSGインバータの電力過渡応答に基づく慣性定数推定法
  • (修)仮想同期機制御を適用したMMC-SSTの電圧不平衡時のセル電圧リプル低減
  • (修)容量の異なる2台の仮想同期発電機制御によるインバータの単独運転検出手法
  • (修)電流制御型インバータを用いたシャント電流注入法による系統とVSGインバータのインピーダンス推定
  • (修)カスケードSSTのサブモジュール故障時に平衡電圧を維持するのこぎり波変調法

博士後期課程
修了者数

0

こんな研究機関、企業に就職しました

  • 東芝プラントシステム(株)
  • ダイキン工業(株)
  • (株)明電舎
  • 関西電力(株)
  • 北海道電力(株)
  • 電源開発(株)
  • セブンシックス(株)
  • (株)ネクスコ・エンジニアリング新潟
  • 東京パワーテクノロジー(株)
  • (株)デンソーエアクール
  • 本田技研工業(株)
  • ローム(株)
工学専攻 電気電子情報工学分野 阿部 灯竜(サレジオ高専 出身)