学生が書いた 研究室ガイドブック 2026長岡技術科学大学

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液晶デバイス研究室

教授/木村 宗弘  助教/柴田 陽生
  • 物性評価から見る液晶の不思議
  • 液晶分子の秩序性から発掘する有機デバイス・ディスプレイ
  • 分子の配列と発光が織りなす技術で挑む食料問題

木村 宗弘 先生・柴田 陽生 先生
先生方は、研究だけでなく、日々のちょっとした悩みや相談にも親身に寄り添ってくださいます。毎日居室に顔を出してくださるおかげで、困ったときも声をかけやすく、気軽に雑談もできるので、とても心強い存在です!

研究内容

液晶は、テレビやスマートフォンなど様々なディスプレイに応用されており、私たちの生活に欠かせないものとなっています。当研究室は、それらの液晶ディスプレイに関する研究を行っています。主なテーマは、液晶ディスプレイの光学的評価・解析およびその手法の検討、シミュレーションソフトを用いた液晶分子の配向観察、印刷法による液晶分子の配向制御、フレキシブルディスプレイの作製技術の研究などがあります。最近は、有機太陽電池や農業に応用できるデバイスの作製技術に関するテーマも扱っています。

液晶の物性評価のために開発した装置の光学系

研究室について

学生は朝9:00~10:00頃に登校し、エスプレッソマシンのある学生居室でコーヒーを飲みながら先生と研究の相談をした後、各自実験などの作業を進めます。夕方17:00頃には再び先生とディスカッションを行い、翌日以降の計画を立てることができます。週に1回のゼミでは、研究の進捗発表や英語論文の紹介を行い、活発に議論を交わします。国内外の学会への参加も積極的に行われ、先生方もサポートしてくださいます。また、アルバイトやサークル活動など、自分の時間も大切にできる環境です。

実験で実際に操作する原子間力顕微鏡

修論・卒論テーマ

  • (修)SiO斜方蒸着膜が液晶に及ぼす垂直配向効果のモデル化と検証
  • (修)強誘電ネマティック液晶における界面極性アンカリングの評価に関する基礎研究
  • (修)ねじれ垂直配向モードの方位角アンカリングエネルギーの評価
  • (修)有機半導体と液晶分子による混合系の分子配向に関する分子動力学計算を用いた研究
  • (修)シリコンエラストマー膜表面における液晶分子の配向に関する研究

博士後期課程
修了者数

11

こんな研究機関、企業に就職しました

  • アルプスアルパイン(株)
  • 高周波熱錬(株)
  • 横浜ゴム(株)
  • 東レエンジニアリング(株)
  • テスコム(株)
  • ヌヴォトンテクノロジージャパン(株)
  • GSユアサ(株)
  • NRIシステムテクノ(株)
  • 富士通ゼネラル(株)
  • 北越工業(株)
  • 島津製作所(株)
  • 太陽誘電(株)
工学専攻 電気電子情報工学分野 大谷 沙帆(長野県長野工業高等学校 出身)