本研究室は、主に電子材料セラミックスに関する研究を行っています。酸化物高温超伝導セラミックスの線材に電流を流すと、線材の一部のみが赤熱して電流方向にゆっくり動くという「ホットスポット現象」を見出し、この現象を応用して酸素センサ等の開発を行ってます。また、結晶成長法である「通電加熱法」を用いることにより、酸化亜鉛の室温での紫外レーザー発振に成功しています。他にもこの方法を用いることで、ワイドバンドギャップ半導体ナノ結晶、カーボンナノ材料の合成に成功するなど活発に実験を行っています。そして、水素センサの研究では、従来の「電気的特性の変化」を利用したセンサではなく、「光学的特性の変化」によりガスの検知を行うセンサの開発を行っています。私たちは日々努力し、研究を行っています。

走査型電子顕微鏡により微細構造を観察している様子