学生が書いた 研究室ガイドブック 2026長岡技術科学大学

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ナノエレクトロニクス研究室

教授/鵜沼 毅也
  • 光と電波の間にあたるテラヘルツ・赤外領域の新機能
  • ナノメートルの世界
  • 丁寧な指導と自由な雰囲気が両立!

鵜沼 毅也 先生
鵜沼先生は2014年11月に着任されました。学生の面倒見が良く、未知の研究や就職活動など学生が不安に思っていることに対して丁寧な指導とアドバイスを下さります。また、スポーツ観戦、卓球、将棋などの多彩な趣味をお持ちです。

研究内容

半導体材料におけるナノ構造・分子構造の設計性を駆使して新規機能性を引き出し、従来の工学現象と輸送現象のくくりを超える新たなエレクトロニクスの開拓を目指しています。光と電波の中間にあたる未熟なテラヘルツ・赤外領域の機能性に重点を置き、無機半導体(超格子構造)と有機半導体(共役ポリマー)の両方を対象として研究を行っています。これは、次世代の固体テラヘルツ光源やフレキシブル電子デバイスにつながる内容です。ピコ秒を切る超短パルスレーザーなどの高性能機器を駆使した実験を行えます。

超短パルスをトリガ—とした自作の「高速オシロ」でテラヘルツ電磁波の振動を観測

研究室について

現在、9名の学生が所属しています。先生が温厚な性格をしているので、研究室内は気軽に議論・質問ができる雰囲気になっています。平日の10時から17時をコアタイムとして日々の研究活動を行い、週1回のゼミで進捗報告や文献紹介をすることが習慣です。その中で思考力と実践力を磨き、さらに語学力やプレゼンテーション能力を向上させられることが、研究成果発表や就職活動に活きています。新しいメンバーを研究室に迎え入れ、研究と共に旅行などのイベントもみんなで楽しく行えたらいいなと思っています。

研究室のある1日の風景

修論・卒論テーマ

  • (卒)光ポンプ・テラヘルツプローブ分光測定系の作製
  • (修)GaAs系超格子中のブロッホ振動の初期位相に対するミニバンド間相互作用の効果
  • (修)広帯域偏光透過分光によるワイドギャップ半導体Ga2O3の誘電特性の研究
  • (修)導電性ポリマーとナノセルロースの複合膜におけるテラヘルツ電荷輸送の研究

博士後期課程
修了者数

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こんな研究機関、企業に就職しました

  • (株)巴川製紙所
  • (株)オン・セミコンダクター
  • (株)アドテックエンジニアリング
  • (株)アルプスアルパイン
  • (株)キオクシア
  • (株)太陽誘電
  • (株)ニューロング精密工業
  • (株)三井E&S造船
  • (株)レンゴー
  • (株)SCREEN セミコンダクターソリューションズ
  • (株)日本精機
  • (株)大阪市高速電気軌道
  • (株)パーソルクロステクノロジー
  • (株) 日本電信電話
工学専攻 電気電子情報工学分野 日野 暢子(弓削商船高専 出身)