本研究室は名の通り「環境」と「ナノ材料」をテーマに研究を行っています。代表例として、現在開発を進めている「ナノ薄膜試験紙」はppbレベル(10−9 g/mL)という高感度で環境中に潜む有害な重金属イオンの検出が可能です。本試験紙のコンセプトは「どこでも、誰でも、簡単に」、分析装置のような複雑な操作をすることなく、ターゲットとする元素の含有量を視覚的に捉えることができます。ほかにも、一重項酸素を用いた空気浄化システムの開発も行っており、新たな抗菌・抗ウイルス技術の確立を目指しています。

ジチゾンナノ薄膜試験紙による水銀検出