学生が書いた 研究室ガイドブック 2026長岡技術科学大学

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機能ガラス工学研究室

教授/本間 剛
  • 結晶化ガラスの無限の可能性
  • ガラスからなる二次電池・全固体電池材料の探索
  • レーザー積層造形を用いた新規プロセスと新規機能性材料の開発

本間 剛 先生
本間先生は、物腰柔らかでとても優しく、親しみやすい先生です。研究室でのイベントにも積極的に参加してくださります。学生時代には高専ロボコンの全国大会にも出場しており、機械や電子制御にも精通し、頼りになる先生です。

研究内容

本研究室では、新規機能性ガラスおよびガラスセラミックスの作製とプロセス開発を通じ、社会の発展に貢献する研究を行っています。レアメタルフリーの二次電池材料や高エネルギー密度の全固体電池を開発し、安全で持続可能なエネルギー技術の実現を目指しています。さらに、ITやロボティクスを活用した革新的な材料設計にも取り組んでいます。特に、酸化物ガラスの結晶化に関する研究では世界をリードし、酸化物ナトリウムイオン電池の実用化にも成功しています。

HPの二次元コード(左上)ガラス作製(右上)レーザー照射(左下)電池の駆動(右下)

研究室について

本研究室では材料や化学に留まらず幅広いスキルが活用でき、機械科や電気科出身の学生も活躍しております。豊富な機材と研究環境が整っており新しいことに挑戦、成長できる研究室です。自主性が尊重されるため学生の積極性が求められますが、有意義な学生生活を送られます。ゼミは研究室全体での研究報告と論文紹介ゼミ(週1回)と、先生と1対1で研究について議論する進捗ゼミ(月2回)があります。研究室内でのイベントを活発に開催しており、研究のみならずイベントも全力で楽しみたい学生におすすめです。

研究室対抗ソフトボール大会優勝時の集合写真

修論・卒論テーマ

  • (修)マンガン含有アルミノリン酸塩からなるナトリウムイオン電池正極結晶化ガラスの創製
  • (修)ナトリウムアルミノホウ酸塩ガラスの表面結晶化とイオン伝導性
  • (修)銅ビスマスケイ酸塩結晶化ガラスによるナトリウムイオン電池負極の創製
  • (修)粉末溶融積層造形によるナトリウム超イオン伝導体Na3Zr2Si2PO12の非晶質化
  • (修)溶融急冷による塩化物系リチウムイオン伝導体の探索

博士後期課程
修了者数

2

こんな研究機関、企業に就職しました

  • (株)半導体エネルギー研究所
  • (株)日立パワーソリューションズ
  • (株)リケン
  • AGC(株)
  • AGCディスプレイグラス米沢(株)
  • DOWAホールディングス(株)
  • アルプスアルパイン(株)
  • いすゞ自動車(株)
  • 京セラ(株)
  • シャープ(株)
  • スズキ(株)
  • セントラル硝子(株)
  • 豊田合成(株)
  • トヨタ自動車(株)
  • 新潟太陽誘電(株)
  • 日本電気硝子(株)
  • 古河電池(株)
  • 古河マグネットワイヤ(株)
工学専攻 物質生物工学分野 竹内 京平(舞鶴高専 出身)