学生が書いた 研究室ガイドブック 2026長岡技術科学大学

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応用植物工学研究室

准教授/高原 美規  技術職員/高柳 充寛
  • 緑と花と夢いっぱいの研究室!!
  • 植物バイオテクノロジーの応用で人々の心や生活を豊かに
  • 人の役に立つ植物をつくる

高原 美規 先生
高原先生は、研究についての質問にも優しく答えてくださり、学生が理解しやすいよう丁寧にサポートしてくださいます。さらに、TOEIC対策に加え、就職活動や学生生活の相談にも親身に応じてくださり、とても頼りになる存在です。

研究内容

本研究室では、青花色大輪整形花コチョウランの作出、コケ培養による建物緑化資材の開発、ニンジン子葉からの高頻度不定胚形成系の解析が主なテーマとなっています。例えばコチョウランでは遺伝子解析・導入技術を用いて、花弁のpHを変化させる遺伝子を改変する事で花色を変化させ、青色の大輪を形成するコチョウランを作出する事を目的としています。その他にも、学生が新しいテーマを持ってくることも可能で、カモミールやミジンコウキクサ、ニガナなど、幅広い植物を対象に研究を行なっています。

花色変化や培養研究、茎葉体分化、不定胚形成、フィールドワークなど多彩な活動

研究室について

本研究室では、毎週金曜日にゼミが行われており、コアタイムの設定はありません。植物を対象とする研究の特性上、実験結果が得られるまでに長い時間を要することも多いため、事前の綿密な計画が欠かせません。
実務訓練では、新潟県内や北海道の農業・園芸関連の研究所や企業に派遣され、商業用作物に関する実践的な知識や技能を習得できます。また、研究活動だけでなく、新入生歓迎会や実務訓練の壮行会に加え、先生と一緒にサケの遡上や季節の花の見学に出かけるなど、イベントも豊富です。

研究室の新入生歓迎会の集合写真

修論・卒論テーマ

  • (修)半数体植物の効率的作出を目指したセントポーリアの葯培養および小胞子培養
  • (修)ドローン空撮画像を用いた牧草育種における省力的評価法の開発
  • (修)コチョウランにおけるP-typeH+ATPaseの組織特異的発現の調査
  • (修)高濃度糖処理におけるニンジン子葉体細胞から不定胚形成への細胞運命の移行
  • (卒)エゾスナゴケ茎葉体分化の栄養要求性

博士後期課程
修了者数

11

こんな研究機関、企業に就職しました

  • 明星工業(株)
  • (株)ナカボーテック
  • (株)生活の木
  • 吉乃川(株)
  • (株)ブルボン
  • 京成バラ園(株)
  • 日本マタイ(株)
  • 越後製菓(株)
  • オタフクソース(株)
  • 前田薬品工業(株)
  • マルハニチロ(株)
  • 農林水産省
  • (株)ジーシー
  • (株)陽進堂
  • ホクレン肥料(株)
  • オムロンヘルスケア(株)
  • 三和研磨工業(株)
  • 金秀アルミ工業(株)
工学課程 物質生物工学分野 成瀬 太芽(福井高専 出身)