学生が書いた 研究室ガイドブック 2024長岡技術科学大学

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システム幹細胞工学研究室

准教授/大沼 清

准教授大沼 清

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
J-GLOBAL
  • 幹細胞で創薬・再生医療に貢献
  • ヒトiPS細胞を工学制御し、ヒト発生の仕組みを理解
  • 研究も学生生活も楽しく!

大沼 清 先生
学生の将来を大切に考えてくださり、先生自身が学生時代や海外留学などから学んだことを基に学生相談をしてくれます。行事やイベントにも積極的に参加してくださり、名実ともに”研究室の大黒柱”として学生に慕われています。

研究内容

・微小環境でのiPS細胞の管理:マイクロ流体デバイスを用いた、iPS細胞の培養や毒性試験などができる方法の開発
・プラナリア細胞の培養:培養皿内で1細胞から全身を再生することを目指した、細胞培養技術の開発。
・iPS細胞をモデルにした胎児毒性試験:iPS細胞を用いることでヒト発生過程での薬剤毒性を確認でき、胎児にも安全な薬を提供することができる。
・低細胞密度での心筋分化培養と利用:心臓の再生を目指した、ヒトiPS細胞由来の心筋細胞を動物へと移植する手法の開発。

iPS細胞:体細胞から作製。様々な細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力を持つ。

研究室について

コアタイムは平日9:30~17:00で、実験や細胞の維持のために休日も研究室に来る必要があります。毎日朝に30分程度、その日の予定の確認を行います。また、週に一度ゼミを行い、二週に一度グループごとに先生と進捗報告を行います。あとは年に数回ある進捗報告に向けて実験を行います。インターン先は基本的に国内外の大学や研究所です。研究室メンバーは学年や研究テーマに関わらず良い関係を築いており、実験だけではなくたくさんのイベントを行います。さらに研究室メンバーの誕生日にはランチに出かけたり、花見や長岡花火に行ったりもします。

集合写真

修論・卒論テーマ

  • (修)ガン関連薬剤によるプラナリアの腫瘍化条件の検討
  • (修)プラナリア細胞増殖因子の網羅的探索
  • (修)ヒトiPS細胞のマイクロパターン培養によるヒト胚の自己組織化の模倣
  • (修)傾斜式の灌流装置を用いたBMP4によるヒトiPS細胞分化誘導
  • (卒)ポリスチレンを用いた細胞培養用の新しいマイクロ流体デバイスの開発

博士後期課程
修了者数

2

こんな研究機関、企業に就職しました

  • WDB(株)
  • (株)トライアングル
  • ニプロファーマ(株)
  • クアーズテック(株)
  • (株)モリタン
  • 昭和電工(株)
  • (株)ニッピ
  • 日本原燃(株)
  • (国研)日本原子力開発機構
  • (株)ナカボーテック
  • 扶桑薬品工業(株)
  • (株)アイ・メデックス
  • クラシエ製薬(株)
生物機能工学課程 砂村 陽香(旭川高専 出身)