学生が書いた 研究室ガイドブック 2024長岡技術科学大学

前のページ 次のページ
8

経営社会学研究室

教授/綿引 宣道

教授綿引 宣道

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
J-GLOBAL
  • 歴史を工学する
  • 人同士の繋がりから社会を読み解く

綿引 宣道 先生
綿引先生は、「まずは資料を疑って見る」ことを大切にしている先生です。ゼミでの発表の時も、資料の内容についてだけでなく、なぜ筆者はこれを書いたのか?これを書くことで誰が得をするのか?などの筆者の意図を問う質問が多いです。

研究内容

経営社会学研究室では、GIS(Geographic Information System)と呼ばれる地理情報を活用するシステムや、ネットワーク可視化ツール(Cytoscape)などを用いて地方や県単位での起業家同士の繋がりを分析しています。例えば、日本の近代の資料に基づいて過去に存在した起業家同士の繋がりから、地域発展の鍵となった企業や人物を定量的に抽出します。この分析から、現在の社会において「どのような人物に働きかけることで地域発展に結びつくか」につなげることができます。

新潟県内の路線図と企業間交流の多かった地域 (大正15年当時)

研究室について

当研究室では週に1回のゼミを行います。所属する学生全員が毎回進捗を報告し、綿引先生や研究室のメンバーからアドバイスを受けます。このゼミの特徴として、学生間でも先輩後輩関係なく意見が出し合える環境が整っています。そのため、「何を進めれば良いのかわからない」という事が少ないです。最近の研究では、グラフネットワーク分析を実施するためにRやPythonを活用しています。人との交流や企業などの社会学・経営学、グラフネットワーク分析といった学際領域に興味がある学生におすすめな研究室です。

新潟県立歴史博物館訪問時の集合写真

修論・卒論テーマ

  • (修)石油産業衰退後の新潟県における、GISを用いた企業家ネットワーク分析
  • (修)北海道の開拓期のおける企業家ネットワークの形成の研究
  • (修)対面授業におけるCSCLシステムの開発と心理測定尺度との関係

博士後期課程
修了者数

0

こんな研究機関、企業に就職しました

  • アクサス(株)
  • (株)新潟放送
  • 倉敷機械(株)
  • リクルートホールディングス
  • 松田産業(株)
  • (株)ATEX
  • 京セラコミュニケーションシステム(株)
  • (株)ロレムイプサム(大学発ベンチャー)
  • 住江織物(株)
  • 日本原子力発電(株)
  • (株)NS・コンピュータサービス
  • 日本ソフトウェア(株)
先端工学専攻 情報・制御工学分野 松下 将也(函館高専 出身)