経営社会学研究室では、GIS(Geographic Information System)と呼ばれる地理情報を活用するシステムや、ネットワーク可視化ツール(Cytoscape)などを用いて地方や県単位での起業家同士の繋がりを分析しています。例えば、日本の近代の資料に基づいて過去に存在した起業家同士の繋がりから、地域発展の鍵となった企業や人物を定量的に抽出します。この分析から、現在の社会において「どのような人物に働きかけることで地域発展に結びつくか」につなげることができます。

新潟県内の路線図と企業間交流の多かった地域 (大正15年当時)