学生が書いた 研究室ガイドブック 2024長岡技術科学大学

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構造安全性評価研究室

准教授/大塚 雄市

准教授大塚 雄市

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
J-GLOBAL
  • 多種多様な医療器具の破壊 ・ 損傷現象を力学的観点から解明
  • 有限要素解析(FEM)と実験の組み合わせで実際の現象を再現
  • 工学だけでなく異分野(化学・生物・医学)の研究が可能

大塚 雄市 先生
大塚先生は、工学だけでなく異分野(化学・生物・医学)の知識を有する非常に研究熱心な先生です。また、多くの留学生と学べる環境の準備、学会参加への後押しをしていただくなど教育に関しても熱心な先生です。

研究内容

主に生体材料について取り扱っています。
力学的ゆるみ挙動の抑制を目的する研究では、生体活性被膜のフレッティング摩耗評価、人工股関節臼蓋カップ部の形状最適化によるゆるみ抑制を行っています。
構造の安全生評価を目的とした研究では、多孔質構造体の最適化や耐久試験を行っています。
最近では、金属や樹脂を材料とした3Dプリンターで実験治具等を作成する機会が増えました。
本研究室は、留学生がいる環境で研究を行いたい人や解析と実験の両方に関心を持つ方に適しております。

人工股関節の構成

研究室について

本研究室は、宮下幸雄先生の材料強度・接合強度研究室と合同です。研究室に在籍する学生は、毎朝先生方と一緒にゼミを行います。ゼミでは、研究の進捗具合を報告し、先生からアドバイスをいただくことができます。また、本研究室は留学生の在籍率が非常に多い研究室です。従って、留学生と英語で会話をする機会が自然と増え、英会話のスキルアップを図れます。学生にはデスクが1台与えられる点や豊富な実験・測定器具が充実しており、不自由なく研究活動を行うことが可能です。

新しくなった研究室の机

修論・卒論テーマ

  • (修)フレッティング疲労過程における水酸アパタイト溶射被膜 / チタン合金基材界面からの摩耗粉生成挙動と細胞毒性評価
  • (修)接触片の機械的性質が Ti-6Al-4V 合金のフレッティング疲労挙動に与える影響
  • (修)フレッティング摩耗とき裂発生の相互作用についてのマルチモーダル計測

博士後期課程
修了者数

3

こんな研究機関、企業に就職しました

  • 信越化学(株)
  • サーモス(株)
  • 前川製作所(株)
  • 曙ブレーキ工業(株)
  • 日本原子力発電(株)
工学専攻 機械工学分野 北本 侑大(近畿大学高専 出身)