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修士課程


工学専攻

システム安全工学専攻(~令和5年度入学者向け)

本学修士課程が目指す人材育成像は、情報技術を活用し、安全に関する考え方を身につけ、技術をグローバルに展開できる高度な実践的・創造的能力を備えた指導的技術者・研究者です。そのために、以下の四項目を、分野科目、共通科目、研究指導、及び課外活動を含む大学内外での幅広い学修により身につける学生の到達目標とします。

  1. 技術科学各分野の高度な専門知識と技能、及び情報技術を使いこなす能力と安全に関する考え方の習得。
  2. 技術の側から生命、人間及び社会を捉える能力の習得、及び複数の専門領域の融合技術を理解し、複眼的で柔軟な技術科学発想力を持てる素養の形成。
  3. 環境・安全への技術の影響に配慮できる能力の習得、及びグローバルな社会・産業動向を洞察し、戦略的な技術経営力を発揮できる素養の形成。
  4. 国際感覚を持ちチームで協働できる能力の習得、及び国際的な指導的技術者・研究者としてグローバルな競争を公正に行える素養の形成。

この目標のために開講される講義、演習(セミナー)、実験・実習科目を履修して修了に必要な単位数を修得し、かつ修士論文の審査に合格した者に修士号を授与します。

機械工学分野では、工学専攻のディプロマポリシーとあわせて、以下の四項目を学生の到達目標とします。

  1. 機械工学の高度な専門知識と技能、及びデータサイエンスなどの情報技術を使いこなす能力と安全に関する考え方を習得する。
  2. 技術の側から生命、人間及び社会を捉える能力を有し、かつ情報技術、AI、データサイエンスを含む複数の専門領域の融合技術を理解し、複眼的で柔軟な技術科学発想力を持てる素養を備える。
  3. SDGs達成を強く意識し、グローバルな社会・産業動向を洞察し、戦略的な技術経営力を発揮できる素養を備える。
  4. 国際感覚を持ちチームで協働でき、かつ国際的な指導的技術者・研究者としてグローバルな競争を公正に行える素養を備える。

電気電子情報工学分野では、工学専攻のディプロマポリシーとあわせて、以下の五項目を学生の到達目標とします。

  1. 電気・電子・情報の工学分野における技術者・研究者としての基本的知識を有し、必要とされる高度な専門性、情報技術の応用力及び安全に関する考え方を身につける。
  2. 自分の研究分野及びその関連分野について、国際的にも分野横断的にも広い視野から、技術の動向・情報を収集できる。
  3. 社会情勢や研究開発動向を踏まえて、独自の研究開発を推進する実践的開発能力を有する。
  4. 研究開発した技術についての知的財産に関する意識を持ち、国内外に情報発信できる能力を有し、また、新しい情報を柔軟に取り入れ、自己の能力を高められる。
  5. 技術が社会に与える様々な影響について理解し、倫理的な判断ができる。

情報・経営システム工学分野では、工学専攻のディプロマポリシーとあわせて、以下の四項目を学生の到達目標とします。

  1. (総合力)健康的で快適な生活および多様性と持続性のある情報社会の実現に資する科学的・合理的な思考能力、人間および社会を見つめる素養ならびに安全に関する考え方を習得する。
  2. (専門力)情報社会における指導的情報技術者また研究者として広く社会に貢献するために必要なデータサイエンス、応用情報学、マネジメント分野の専門知識及び安全に関する考え方を習得する。
  3. (実践力)情報社会における指導的情報技術者また研究者として広く社会に貢献するため、データサイエンス、応用情報学、マネジメント分野の専門知識を課題解決に用いる実践的・創造的能力を習得する。
  4. (コミュニケーション能力)技術者・研究者として、国内外で幅広く活躍するための発信力・国際感覚・語学力を習得する。

物質生物工学分野では、工学専攻のディプロマポリシーとあわせて、以下の五項目を学生の到達目標とします。

  1. 化学と生物学を基礎とし、情報技術を活用して、原子・分子の概念に基づき新たな物質及び材料の設計と創製を行うとともに、生物の複雑な仕組みを分析・解析し工学的に応用することのできる高度な専門性を有し、安全について考えることができる。
  2. スクーリングによるケーススタディを通じて、新材料・新プロセスの開発過程や未知の生命現象がどのように見出されたかを理解し、高いイノベーション意識を有する。
  3. 国内外で幅広く活躍する物質生物工学分野の技術者・研究者として、創造的研究を推進する実践的能力を有する。 
  4. 研究の成果を万人に伝えるプレゼンテーション能力を有する。
  5. 技術が社会に与える様々な影響について理解し、倫理的な判断ができる。

環境社会基盤工学分野では、工学専攻のディプロマポリシーとあわせて、以下の七項目を学生の到達目標とします。

  1. 総合力:自然環境、人類の文化的・経済的活動と社会基盤技術との関連を常に意識して、物事を多面的に考えるとともに、人々の幸福と福祉について総合的に考える能力を身につける。
  2. 責任力:社会基盤技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、社会基盤に関わる技術者・研究者は自らの技能と学識を行使して社会に奉仕する責任があることを自覚する。
  3. 専門力:社会基盤に関わる専門分野の知識、及びICT、AI等の情報技術に関する知識と安全に関する考え方を習得し、問題の解決に応用する能力を身につける。
  4. 解決力:直面した問題を正しく認識して制約条件を考慮し、社会基盤に関わる専門的な知識・技術を結集して課題を探求し、具体的な方針を組み立て、工学的、人文学的に多面的に考察するとともに、必要に応じて他者と協力して解決する能力を身につける。
  5. 説明力:理論的な記述力、口頭発表能力、コミュニケーション能力、及び国際的に通用する技術者・研究者としての語学力を身につける。
  6. 学習力:実社会において最新の高度な専門技術、学識を習得するために、自ら積極的に継続して学習や研究に取り組む姿勢を身につける。
  7. 行動力:与えられた制約条件の下で計画的に作業を進めて結果を取りまとめるとともに、その成果を積極的に公表したり実際問題に応用したりする能力を身につける。

量子・原子力統合工学分野では、工学専攻のディプロマポリシーとあわせて、以下の四項目を学生の到達目標とします。

  1. 原子力の知識および原子力安全の知識を習得するか、もしくは、次世代核エネルギーと加速器・放射線に関する知識を習得するか、あるいはそのどちらをも習得し、原子力工学や量子工学を俯瞰し、統合的に捉える能力、情報技術を活用する能力と、そのために必要な知識と技能を身につける。
  2. 原子力産業や放射線応用の分野で必要となる核物理、放射線物理学、材料・化学、熱流体、発変電の技術を熟知し、有する専門知識と技能を使いこなす能力を身につける。
  3. 国際感覚を持ちチームで協働でき、グローバルに社会に貢献できるような実践的・創造的能力を備え、社会の持続的発展に貢献できる研究・開発能力を有すると人材を育成します。
  4. 国際的に活躍できる指導的技術者・研究者として、研究内容の論理構築とこれを他人に理解してもらうためのコミュニケーション能力を身につける。

システム安全工学分野では、工学専攻のディプロマポリシーとあわせて、以下の四項目を学生の到達目標とします。

  1. 安全技術とマネジメントスキルを統合して応用するシステム安全の考え方及び原理を習得する。さらに、各分野の高度な専門知識を革新的な技術とマネジメントに応用実践できる研究能力と実務能力を身につける。
  2. システム安全の研究及び実務で求められる高い倫理観とシステム安全に関する基盤的な能力を身につける。
  3. システム安全の考え方及び原理を応用する専門基礎力を身につける。
  4. グローバルに通用するシステム安全関連分野の専門知識及び情報技術の知識、社会における技術実践力を身につける。

本学が目指す人材育成像は、グローバルな技術展開のできる高度な実践的・創造的能力を備えた指導的技術者です。そのために、修士課程システム安全工学専攻では、以下の四項目の習得を、学生の到達目標とします。


  1. システム安全の考え方及び原理と各分野の高度な専門知識を革新的な技術に応用実践できる研究能力と実務能力
  2. 安全の最先端の知識と高い倫理観
  3. 安全技術とマネジメントスキルを統合して応用するシステム安全の考え方及び原理
  4. 安全原理、政策・経営、規格・認証及び安全技術の各分野からなるシステム安全の国際的に通用する体系的な専門知識

この目標のために開講される講義、講義・演習併用科目を履修して修了に必要な単位数を修得し、かつ修士論文の審査に合格した者に修士号が授与されます。

お問い合わせ

長岡技術科学大学
新潟県長岡市上富岡町1603-1
電話:0258-46-6000