戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー)の現場視察及び研究クラスタワークショップが開催されました。
更新日:2015年11月10日
本学が中心となって進めているSIP研究テーマ「市場流通材のスーパーメタル化開発(研究代表者:物質材料工学専攻 梅田 実 教授)」に関連し、その研究開発現場の視察と、同じ課題に挑む他の3グループと構成する研究クラスタのワークショップが開催されました。
SIPは、内閣府「総合科学技術・イノベーション会議」が自らの司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野の枠を超えたマネジメントに主導的な役割を果たすことを通じて、科学技術イノベーションを実現するために、平成26年度から始まったプログラムで、「自動走行システム」等、日本の経済・産業競争力強化に不可欠な10課題が選定されています。
本学で採択されたSIP研究テーマは、「革新的設計生産技術」課題(管理法人:NEDO)に挑む24テーマのうちの一つで、地域ポテンシャルを活かした新たなものづくりスタイルの確立を目指し、大学研究者が企業現場に入り込み一体となって開発に取り組む現場立脚型の研究です。
10月28日(水曜)に行われた現場視察には、内閣府の「革新的設計生産技術」のプログラムディレクターや政策調査員他4名が日本メッキ工業株式会社(柏崎市)を訪れ、進捗を確認するとともに、研究現場を興味深く視察していました。また、プロトタイプのめっきが施された部材を手に取り、その精度とそれを実現した同社の技術力にも強い関心を示していました。
研究クラスタワークショップは、11月2日(月曜)にまちなかキャンパス長岡で開催され、現場立脚型の研究を進める他のグループメンバーに現場視察メンバーを加えた総勢33名が参加し、各グループが進捗を報告した後、今後の研究連携も見据えた課題解決への道について議論が交わされました。
ワークショッププログラム
1.開会挨拶 NTICセンター長 田辺郁男 教授
2.グループプレゼン・質疑応答
- 「計測融合計算化学を活用したスノースポーツ用品の最適化」(東北大学)
- 「東工大-大田区共創による喜びを創出する革新的ものづくり環境の構築と快適支援機器の設計製造技術の開発」(東京工業大学)
- 「データマイニング、遺伝的アルゴリズム、迅速試作技術の融合による進化的ものづくりシステムの構築に向けた研究開発」(京都試作センター株式会社、京都工芸繊維大学)
- 「市場流通材のスーパーメタル化開発」(長岡技術科学大学)
3.新潟中越地区紹介
4.総合討論
5.総評 内閣府政策統括官付プログラムディレクター 佐々木直哉 様
現場視察の様子
プロトタイプを手にする内閣府佐々木PD
グループプレゼン・質疑応答
総合討論
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