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平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞を4年連続で受賞しました。

更新日:2016年4月22日

 この度、平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰で、科学技術賞を2部門で受賞しました。表彰式は平成28年4月20日、文部科学省講堂で行われました。

 本学は4年連続8件目の受賞となります。

科学技術賞(技術部門)

 「人間の感性を有する触感センサーの開発」

 技術科学イノベーション専攻 中山 忠親 准教授

 イナバゴム株式会社 岡本 吉久 代表取締役社長

 イナバゴム株式会社 濱橋 喜幸 技術開発センター所長

 イナバゴム株式会社 河原 宏太郎 技術開発センター製品開発グループ課長

 大阪大学 関野 徹 産業科学研究所教授

 科学技術賞(技術部門)は、中小企業、地場産業等において、地域経済の発展に寄与する優れた技術を開発した者を対象とし、8件が授賞しました。

受賞内容の概要

 対象となった「人間の感性を有する触感センサーの開発」は、人間が有している豊かな表現と、最新の科学技術を結びつけるインターフェースを開発したものです。人間と全く同じlogスケールの応答性を有し、人間の皮膚と同じしなやかさを持ち、直接センサー自体に触れる事も可能なセンサーが開発されることにより、押すだけでなく、描く、なでる、握るなど多様な人間の感性を受け止めることの出来るセンサーを創成することに成功しており、ロボットなどの工業分野だけでなく、医療福祉、芸術など社会の多様な分野に対して、人に優しく、人の表現を引き出すことに貢献しています。本表彰はイナバゴム株式会社および大阪大学との協同研究の成果です。


表彰式の中山准教授(左)


用途に応じて開発された人間の感性を有する触感センサー(イナバゴム(株)イナストマー)


科学技術賞(理解増進部門)

 「女性科学者による女性向けの科学普及啓発」

 機械創造工学専攻 吉武 裕美子 助教

 生物機能工学専攻 山本 麻希 准教授

 機械創造工学専攻 田邉 里枝 助教

 物質材料工学専攻 白仁田 沙代子 助教

 技術支援センター 近藤 みずき 技術職員

 科学技術賞(理解増進部門)は、青少年をはじめ広く国民の科学技術に関する関心及び理解の増進等に寄与し、又は地域において科学技術に関する知識の普及啓発等に寄与する活動を行った者を対象とし、11件が受賞しました。

受賞内容の概要

 対象となった「女性科学者による女性向けの科学普及啓発」の取組みに吉武助教らは、科学の男性的なイメージを払拭し、女性自らが科学を積極的に楽しみたいと思える環境作りを行っています。女性科学者自らが科学イベントにて講師を務め、多くの女性と交流する機会を持つだけでなく、科学に「かわいい」を組み合わせた「Kawaii理科プロジェクト」を立ち上げ、科学に関心のなかった層へも科学の面白さを届けています。これまで科学に興味のなかった若い女性たちが科学イベントへ参加するようになっただけでなく、科学により興味を持つ女性や親しみを持つ女性が増加し、科学技術に関する会話が家庭内でも行われるようになってきました。これらのユニークな取り組みが評価されました。


受賞を受ける吉武助教


授賞式に出席した白仁田助教(右)吉武助教(中央)山本准教授(右)

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