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函館工業高等専門学校と共催で函館水産海洋工学シンポジウムを開催しました。

更新日:2019年1月30日

 1月24日(木曜)、函館国際ホテルで本学と函館工業高等専門学校の共催によるKOSEN(高専)4.0イニシアティブ公開シンポジウム「函館水産海洋工学」を開催しました。本シンポジウムは、本学が学術交流協定を締結している函館高専と地域における人材育成と産業創生の強化を図るための一環として開催したもので、水産業・水産海洋工学を主とした地域での産業創生を指向した教育研究をテーマとしました。

 シンポジウムでは、冒頭に主催者を代表して函館工業高等専門学校の但野校長から、本学と函館高専の包括的連携協定に基づく教育研究連携の意義とKOSEN4.0イニシアティブによる地域水産業への貢献について挨拶があり、引き続き、公益財団法人東亜総研代表理事で本学名誉博士、自由民主党元幹事長である武部勤氏から「国家デザインの再構築~変化と挑戦が出発点~」と題して特別講演をいただきました。講演では、平成後に世界と日本が迎える大交流時代の到来と真に開かれた日本へ向けた時局解説と提言をいただき、北海道の宿命的課題に挑むイノベーションの創出、本学と函館高専、函館地域の産学官の結集による人材の育成や産業の創出、日本が誇る高専-技大教育システムの海外展開への期待を寄せていただきました。

 また、国立研究開発法人海洋研究開発機構の前田裕子監事から「海洋研究開発と地域産学連携について」と題して、一般財団法人函館国際水産・海洋都市推進機構の嵯峨直恆機構長から「津軽海峡圏水産海洋産業の未来と函館の戦略的役割」と題して基調講演をいただき、その後の本学及び函館地域の研究機関による研究事例発表とともに、函館地域の政治・行政・企業関係者ら約90名の参加者は水産海洋工学研究による地域発展の可能性に熱心に聞き入っていました。

 閉会に当たり、本学の東学長からは昨年7月の「夢創造ラボ函館」の設置等、積み重ねられてきた函館高専との連携をさらに深化させ、地域貢献を推進する決意が述べられました。翌1月25日には函館高専内で函館高専-長岡技大研究交流会が開催され、高専・技大連携による共同研究や教育研究の推進に向けた交流が行われるなど、本学は高専と連携した教育研究とその成果による人材と産業の創出を推進しています。


開会の挨拶をする函館高専但野校長


東亜総研武部代表理事(本学名誉博士)による特別講演



海洋研究開発機構の前田監事による基調講演


函館国際水産・海洋都市推進機構の
嵯峨機構長による基調講演



熱心に聞き入るシンポジウム参加者


閉会の挨拶をする東学長

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