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宮田保教名誉教授が瑞宝中綬章を受章しました。

更新日:2023年5月8日

令和5年春の叙勲受章者が4月29日に発表され、本学の宮田保教名誉教授が、永年にわたり教育研究に従事された功績を称えられ瑞宝中綬章を受章しました。

宮田名誉教授は開学準備の段階から携わられ、昭和53年4月に本学に着任されました。平成13年9月に機械系長及び工作センター長、平成18年4月に副学長及び大学院技術経営研究科長、平成19年4月に教育開発系長を併任され、平成22年3月に本学を定年退職されるまで機械工学と専門基礎の教育・研究にご尽力されました。

機械工学の教育・研究においては、金属の凝固に関して理論・実験の両面からアプローチし多くの成果をあげ、合金の凝固にともなう組織形成のメカニズム解明に貢献されました。特に、一方向凝固における液体と固体の界面(凝固界面)の形態について実験・理論の両面から精力的に研究され、多くの先駆的な成果により、平成21年には日本金属学会より第7回日本金属学会学術貢献賞が授与されました。

大学の組織運営においては、機械系長として機械および機械関連分野で一般社団法人日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定審査の受審を決定し、教育プログラムの改善・整備を進め認定を受けることで、国際基準に適合したプログラムとして教育の質保証を主導されました。また、将来計画委員会教育部会長として専門職教育課程技術経営研究科システム安全専攻の新設、大学院博士後期課程生物統合工学専攻の設置に尽力され、社会の変化に対応した大学の教育組織の改革に貢献されました。