共通教育センター

学生のためのブックガイド2015

ブックガイド2015表紙

この冊子は長岡技術科学大学の教員と職員が書いたブックガイドです。皆さんは、スマートフォンなどでネットサーフィンをして、次々と情報を得ることが多いのではないでしょうか。
しかし、このようなデバイスが、本に対してすぐれている点はかなり限定的です。深い知識を得たり体験を呼べるような時間を過ごしたりするには、読書以上のものはありません。そして、一冊の本は、単に知識を与えて完結するのではなく、共感させたり疑問をなげかけたりして、次の思索へ誘います。依然として、読書の重要性は非常に高いのです。このガイドブックでは、専門分野の必読書以前の、物事を考える土台となる感性を培ってくれる本を紹介します。
また、執筆者の「自分にとって貴重」だった読書体験には、皆さんにもそのような体験を持ってほしいという、というメッセージが込められています。一冊でも「面白くてたまらない」と思えるような本に出合えるとしたら、どんなにすばらしいことでしょうか。本学のある会議室におかれた色紙の一枚には、「正しさは伝わらなくとも楽しさはうつる」という森毅さん言葉があります。このガイドブックが、皆さんの人生にささやかでも感染力をもつことを期待します。

ブックガイド目次