システム安全工学分野
安全な社会の構築に貢献する「システム安全」
イノベーティブでグローバルな現代社会では、新技術が加速度的に実用化されています。この新技術を世界に先立って社会実装するには、事前に安全を組み込んだ上で社会に提供することが必須となります。そのためには、実用化される新技術の安全確保に関わる理論体系が必要であり、システム安全に係る教育と研究が社会から要請されています。 システム安全の重要性は、技術の高度化や複雑化、事業活動の大規模化、組織/企業の活動に対する社会的諸要請の強まり等に伴い、以前にも増して高まっています。職場の安全を確保し、消費者に安全な製品やサービスを提供することは、組織/企業の存立を支える前提条件であるとともに、国連が定めたSDGsを達成するための条件となっています。
分野の特色
精深な学識・論理的思考力・創造力に基づく理論体系の構築と深化
本分野では、一般学生と社会人学生を対象として、システム安全を教授します。そして、「システム安全の最先端の知識と高い倫理観を持ち、安全の諸課題や新しい技術に対応できる精深な学識、論理的思考力及び創造力、すなわち研究能力を有し、これに加えて、安全の諸課題を解決できる卓越した能力、すなわち実務能力を有する人材」を養成することを目的としています。本分野は、我が国で唯一設置されたシステム安全の高等教育機関であり、教授陣には、実務経験が豊富な第一人者をそろえています。授業は主として土曜日と日曜日に、長岡と東京で行います。東京での受講主体でも修了が可能です。
育成する人物像
- システム安全の考え方及び原理と各分野の高度な専門知識を革新的な技術に応用実践できる研究能力と実務能力
- 安全の最先端の知識と高い倫理観
- 安全技術とマネジメントスキルを統合して応用するシステム安全の考え方及び原理
- 安全原理、政策・経営、規格・認証、及び安全技術の各分野からなる、システム安全の国際的に通用する体系的な専門知識
研究室一覧
- 協働ロボット研究室
- レスキュー・安全工学研究室
- システム安全工学研究室
- 構造安全性評価研究室
- 機械-環境系設計工学研究室
- 安全データマネジメント研究室
- サステナブルエネルギー応用研究室
- 産業安全行動分析学研究室