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研究室から

福澤研究室

鈴木 茂和
(博士後期課程 材料工学専攻 5年)

山荘での集合写真

 私は機械系福澤研究室に所属しています。福澤研究室の主な研究テーマは(1)紙の加工,(2)絶縁性セラミックスの放電加工,(3)異材接合に関する研究の3つにわける事ができます。

 まず,『紙の加工』に関する研究は機械系永澤研究室と共同で,紙や加工に用いる切刃の様々な特性を簡易評価する装置を試作し,その評価方法を研究しています。また,材料の破壊や応力履歴を調査するために用いられているAcoustic Emission法を用いて刃潰れ幅の推定,切断不良個所の特定をする研究も進めています。研究室は機械棟の2階にありますが,紙グループの学生は5階にある永澤研究室に居候しています。これは同じグループ内で研究結果を共有する事は研究を進める上で重要な事であり,実験結果に対してすぐにディスカッションできるようにしているためです。別な言い方をすれば実験装置等が5階にあるからとも…。

 絶縁性セラミックスの放電加工に関する研究は福澤研究室のメインテーマ(?)であり,絶縁性物質をいかに早く,精度良く加工できるか研究しています。放電加工にはワイヤ放電,型彫放電加工があり,複雑形状の加工や微細穴加工,ダイヤモンドのような希少価値の高い材料の放電加工について研究しています。ここで,何か疑問はありませんか?電気を通さない物体で何故放電現象が起きるのか…。答えは我々のボスである福澤先生の講義で聴い下さい。


打合せ中の筆者

 異材接合に関しては金属-セラミックスの接合強度を上げるため接合部を様々な形状に加工し実験及び有限要素解析によって最適形状の検討を行っています。実験でセラミックスの加工が必要になりますが,それは放電加工を研究している研究室の強みでどんな複雑形状でも加工が可能です(加工をお願いされた人は大迷惑?)。

 このように材料加工を中心とした福澤研究室では毎年,秋になると妙高に1泊で研究発表にでかけます。山荘に泊まってお酒を飲みながら発表を聞き,ほろ酔い気分で討論を行い,楽しい一時を過ごします。福澤先生はお酒と巨人軍が大好きで,学会や出張の移動中,打ち合わせの息抜きの時には必ず(シーズン中のみ)野球の話題になります。研究内容だけでなく巨人軍についても熱く語ってみたい方は福澤研究室に来てみては如何でしょうか!?

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大学戦略課 企画・広報室
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