令和5年度 電気電子情報系の実施状況
実施状況
テーマ
ポストコロナ時代における高専-技科大の連携教育研究
実施期間
令和5年8月29日(火曜)13時15分から30日(水曜)11時50分
実施場所
アオーレ長岡、ホテルニューオータニ長岡
参加者数
本学教員42人、高専教員39人、その他(技術職員)5人 計86人
目的
ポストコロナ時代での社会状況の変化も鑑みた高専の現状を把握し,高専と本学の教育研究連携で目指すべき未来とその具体像について議論する。また、4年ぶりの対面での交流を通じて教職員間でより強固な連携関係を構築し持続的な発展の礎とする。
内容
今年の交流集会は下記の3つの構成とした。
1. 基調講演
高専および本学の現状の相互理解と高専から本学への要望などを得ることを目的として、4件の基調講演を実施した。秋田高専の高橋雅之校長からは、学生募集、進学、教育保証に関する問題提起と本学との連携による解決策の提案があった。長岡高専の赤澤真一教授からは長岡高専の教育改革と本学との連携事例の紹介と今後への提言があった。本学からは、学長特別補佐・教育戦略本部長の岩橋政宏教授および技術革新フロンティアコース担当の佐々木徹准教授から、間口の広い連携教育研究および継続的な学びやグローバルに活躍できる人材育成の実現に関する本学の取り組みの紹介と提案が成された。
2. パネル討論
ポストコロナ時代においてこれまで以上に強い連携関係の構築を目指すことをテーマとして、高専から3名,本学から3名を選出してパネル討論を行った。60分あまりの時間で、コロナ禍を経て行われている連携事例の紹介やそれに対する議論が行われた。パネラーからはオンラインなどを活用した共同研究や教育連携に関する事例紹介と様々な立場からの意見が得られ、会場からも多くの質疑や提言があった。
3. 分科会
電気エネルギー・制御工学コース、電子デバイス・光波制御工学コース、情報通信制御工学コースの3つのパラレルセッションで、高専と本学の具体的な連携事例について高専および本学の教員から発表があった。
論点
高専の抱える課題を共有し本学の特色を高専教員に理解してもらうことで、互いに有益な連携の形を探ることが論点であった。
成果
互いに理解を深めることで教育面でも研究面でも連携出来る可能性が多く存在することを確認できた。大きなところでは秋田高専から本学への進学率を高めるための具体的な提案が得られ、小さいところでも様々な研究分野での共同研究の提案や、各高専の窓口教員と高専教員との間で教育連携の具体案の検討が成された。
お問い合わせ
大学戦略課 国際・高専連携戦略室 高専連携係
〒940-2188 新潟県長岡市上富岡町1603-1
電話:0258-47-9025 FAX:0258-47-9283