令和5年度 機械系の実施状況
実施状況
テーマ
次世代ものづくりのための機械系技術者教育
実施期間
令和5年8月23日(水曜)13時00分~17時00分
実施場所
長岡技術科学大学 新講義棟E講義室
参加者数
本学教員38人、高専教員20人 計58人
目的
高専と技科大は、時代の変化に対応しうる実践的なエンジニアを育成してきた。近年、産業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)の浸透にともない、AIやIoT、5Gネットワーク、3Dプリンタなどによってものづくりが大きく変わろうとしている。本交流集会では、これらの動向を踏まえ、次世代ものづくりを先導する機械系技術者の教育に関して情報交換を行う。
内容
8月23日に実施した本交流集会では,講演3件,本学センターの紹介1件が行われた。
講演1
「次世代ものづくり教育の実例【長岡技科大の取り組み紹介】」と題して磯部浩已教授から、本学の設計演習の内容について、本学の取り組みの紹介があった。
講演2
「次世代ものづくり教育への産業界の期待」と題して、岩間正俊特任教授(元・株式会社岩間工業所取締役)から、他大学の事例として、東大のPBLにおいて3D造形を課題として取り組んだ内容を、本学の紹介ではイノベーションにつながる活動事例としてDXラボの取り組みが報告された。
講演3
「次世代ものづくり教育の事例【K-DASH事例紹介】」と題して、富山高等専門学校電気制御システム工学科石田文彦准教授から、K-DASHについてのご紹介があった。
本学センター紹介
田中諭教授・技学コアファシリティー部門副部門長(分析計測センター副センター長)から、コアファシリティーネットワークや本学分析計測センターの紹介・利用案内について説明があった。また、高専教員の具体的な利用方法についても詳細が報告された。
成果
午前に実施したDXものづくりラボ見学会では、金属3Dプリンタ等の実際の機器を目の前に、利用方法や教育・研究での活用について高専教員から多くの質問があり、意見交換をすることができた。午後の交流集会では、上記のように、次世代ものづくりに関連した、主に設計教育に関する取り組みについて、高専教員と本学機械系教員で有意義な情報共有・意見交換を行うことができた。3Dプリンタや材料分析機器等の遠隔操作機器を利用した共同研究、協働教育についても、本交流集会をきっかけに推進されることが期待できる。交流集会終了後の懇親会も、リラックスした雰囲気で様々な意見交換をすることができたため、高専とのネットワークづくり・強化に有効であった。
お問い合わせ
大学戦略課 国際・高専連携戦略室 高専連携係
〒940-2188 新潟県長岡市上富岡町1603-1
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