勝木将人准教授がTop Cited Articleを受賞しました
2025.03.27
体育保健センター 勝木将人 准教授が、WILEY社が出版する頭痛に関する医学雑誌Headacheにおいて、Top Cited Articleを2つの研究論文で受賞しました。本賞はHeadache誌において引用数Top 10の論文に与えられるものです。
【受賞内容の概要】
受賞論文「Investigating the effects of weather on headache occurrence using a smartphone application and artificial intelligence: A retrospective observational cross-sectional study」は、天気予報と頭痛ダイアリー機能を兼ね備えた健康管理アプリ「頭痛ーる(ベルシステム24)」のビッグデータを用い、迷信と言われていた天気の変化と頭痛の発生の関連性を科学的に証明した研究です。これまで天気痛や片頭痛といった天気の変化で体調を崩していた人たちは、仮病などと言われ苦しい思いをしてきましたが、この研究によりそのような人たちが病気であると認識され、医療的に介入できると理解されることが期待されています。
受賞論文「Developing an artificial intelligence-based headache diagnostic model from a clinic patients' dataset」は、仙台頭痛脳神経クリニックの患者データを用いて、頭痛診断人工知能(AI)を作成した研究です。AIを用いることで、診断が難しく煩雑な頭痛診療の水準を世界中で高めることが期待されます。本研究内容に基づき特許を取得し、今後医療機器として社会実装が期待されています。
