新潟県内国立三大学連携シンポジウム「大学教育における生成AI活用の可能性を探る」を開催しました

6月20日(金曜)に新潟大学、上越教育大学との共催による「令和7年度 三大学連携シンポジウム 大学教育における生成AI活用の可能性を探る」を、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式で開催しました。

このシンポジウムは新潟県内の3つの国立大学が連携し、地域の教育機関のDX化に貢献することをねらいとして昨年度より開始したもので、当日は県内外問わず、大学関係、企業・教育関係など約240名(対面約60名、オンライン177名)の参加がありました。
シンポジウムでは、桜美林大学リベラルアーツ学群の田中一孝准教授が「大学教育における生成AI活用の利点と課題-生成AIガイドラインから-」と題し、国内外の最新のガイドラインの紹介や、大学教育現場での具体的な実践例とその課題についての基調講演が行われました。
続いて、上越教育大学の大森康正副学長(大学評価・研究全般担当)、本学湯川高志副学長(入試・情報マネジメント・男女共同参画・校友会担当)、新潟大学教育基盤機構の斎藤有吾准教授による事例報告が行われ、各大学の特色や直面する課題、実践の工夫が共有されました。
パネルディスカッションでは、新潟大学の上畠洋佑准教授をモデレーターに、制度設計や教育評価などについて多角的な議論が行われ、三大学が連携しながら学び合う姿が示されました。

本シンポジウムでは、生成AIという先進技術をテーマに、時代の変化に対応しながら大学がより良く進化していくための道筋を示すとともに、大学間連携の可能性や、情報技術を適切に活用できる人材育成の方向性について議論を深めることができました。これを通じて、大学間連携の意義を改めて実感する貴重な機会となりました。

  • 新潟大学牛木辰男学長による挨拶
  • 桜美林大学リベラルアーツ学群の田中一孝准教授による基調講演
  • 事例報告を行う上越教育大学の大森康正副学長〈大学評価・研究全般担当〉
  • 事例報告を行う湯川高志副学長(入試・情報マネジメント・男女共同参画・校友会担当)
  • 事例報告を行う新潟大学教育基盤機構の斎藤有吾准教授
  • 司会・モデレーターを務めた新潟大学教育基盤機構の上畠洋佑准教授
  • パネルディスカッションの様子
  • 鎌土重晴学長による閉会挨拶