「電子・IT人材の実践的な融合交流によるグローバルな指導的技術者の育成」学生成果報告会を開催しました

202587日(木曜)、ミライエ長岡ステップにて「電子・IT人材の実践的な融合交流によるグローバルな指導的技術者の育成」学生成果報告会を開催しました。

本事業は、長岡技術科学大学ホーチミン市工科大学ツイニングプログラム部会(部会長:眞田亜紀子准教授、副部会長:玉山泰宏准教授、土居裕和教授、学内実施主担当:平沢壮准教授、奥島大准教授)が中心となり、ホーチミン市工科大学が連携し、電気電子工学およびコンピュータ・IT分野でグローバルに活躍できる実践的・指導的技術者の育成を目的としています。大学と企業が協力し、実課題をベースにした融合的かつ先導的な技術開発を進めています。

今回の報告会は、長岡市および長岡地区ソフトウェア産業協議会が共催し、新潟市ソフトウェア産業協議会、NAGAOKA WORKER、長岡産業活性化協会(NAZE)が後援しました。

会の冒頭では、実施責任者である佐々木徹学長補佐(国際連携)が本事業の概要を説明し、多文化共修の重要性や、少子高齢化を見据えた日本人学生の国際的実践力向上の必要性について述べました。

続いて、ホーチミン市工科大学コンピュータ・サイエンス学部の学生8名が発表を行いました。学生たちは、長岡技術科学大学の電気電子情報工学分野および情報・経営システム工学分野での研究・講義を受講した後、長岡地区ソフトウェア産業協議会、新潟市ソフトウェア産業協議会、NAGAOKA WORKERの加盟企業で約2か月間のインターンシップを実施し、先端デジタルトランスフォーメーション技術や先進的電気電子技術、その社会的応用について学びました。成果発表では、日本で技術者として活躍するために得た知見や、自身のキャリア形成への意欲が示されました。

また、新潟市ソフトウェア産業協議会会長の石原氏、長岡地区ソフトウェア産業協議会を代表して監物氏より、国際連携の意義やインターンシップでの高い成果についての講評がありました。

報告会後には、長岡市主催の情報交換会が行われ、企業による外国人学生受け入れの経験や課題、今後の改善点などについて活発な意見交換が行われました。今年度の実務訓練においてベトナムへ渡航予定の日本人学生たちも、ホーチミン市工科大学学生と交流を通じて、現地での海外実務訓練に向けて意欲を高めました。

本活動は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)の2024年度 日ASEAN科学技術・イノベーション協働連携事業(若手人材交流プログラム)の支援を受けて実施しています。

  • 学生の発表の様子
    学生の発表の様子
  • 総評の様子
    総評の様子
  • 集合写真
    集合写真
  • 長岡市主催情報交換会の様子
    長岡市主催情報交換会の様子