TICAD9サイドイベント「高専オープンイノベーションチャレンジ・未来を創る共創力-アフリカ×日本・10代からの開発課題解決-」を開催しました
2025.09.10
2025年8月20日(水曜)、JICA横浜センターにて、TICAD9サイドイベント「高専オープンイノベーションチャレンジ・未来を創る共創力-アフリカ×日本・10代からの開発課題解決-」を開催しました。
TICAD(Tokyo International Conference on African Development)は、1993年より日本政府が主導し、開催している、アフリカ開発をテーマとした国際会議です。今回で9回目を迎えるこの会議において、独立行政法人国際協力機構(JICA)主催、本学が共催のサイドイベント「高専オープンイノベーションチャレンジ・未来を創る共創力-アフリカ×日本・10代からの開発課題解決-」を開催しました。
本イベントでは、全国の高専生が現地課題に挑む「高専オープンイノベーションチャレンジ(KOI)」ピッチコンテスト受賞チームによるアフリカ現地での実証活動や大学・行政との連携事例を紹介するとともに、実際にアフリカへ渡航した高専生が、自身の経験や学びを参加者に共有しました。これにより、10代を中心とした若者がアフリカの社会課題を"自分ごと"として捉え、未来に向けて行動を起こすきっかけを提供しました。参加者からは「現地で挑戦した同世代の声に大きな刺激を受けた」「日本とアフリカの課題はつながっていることを実感した」といった感想が寄せられ、世代や国境を越えた共創の可能性を感じられる場となりました。
今後もKOIを通じて、若者が世界の課題解決に挑戦し、共創とリバースイノベーションの実践を広げてまいります。
【高専オープンイノベーションチャレンジ(KOI)について】
KOIは、高専生の持つ柔軟な発想と高い技術力を活かして、アフリカの開発課題に挑むハッカソンです。2019年度に始まり、これまでに全国21高専から延べ300名以上の高専生が参加し、アフリカ7カ国で課題の解決に取り組んできました。国際協力と持続可能な開発目標(SDGs)に対する高専生の理解と関心を深めるとともに、課題に対し革新的な解決策とサステナブルなトランスフォーメーションを模索することを目的としています。昨年度からは長岡技術科学大学が事務局を務めて全国の高専から課題解決案を募り、ピッチコンテストで選抜されたチームがプロトタイプ製作と現地実証実験を行っています。