株式会社スプリックスとの共同研究成果がIEEE GCCE 2025 Oral Presentation Awardを受賞しました

安部洋平(工学専攻 電気電子情報工学分野2年)、原川良介(電気電子情報系 准教授)、飯坂正樹(株式会社スプリックス プログラミング事業部 部長)、岩橋政宏(副学長・電気電子情報系 教授)が、IEEE GCCE 2025 Oral Presentation Awardを受賞しました。受賞の対象となった発表は "Quantifying Change in Teachers' Interests in Japan Based on Bayesian Structural Time Series Model" であり、本学と株式会社スプリックスの技術開発センタープロジェクトの成果です。この賞は、9月23日から26日に大阪市で開催された 2025 IEEE 14th Global Conference on Consumer Electronics において、プレゼンテーションと研究内容の質が優れた口頭発表に対して与えられるものです。

【受賞内容の概要:AIで教育現場の実感を数値化】
「もしあの時それが起こらなければ、どうなっていたか」を予測する反実仮想分析法を用いて、授業準備ネット(教員向け情報共有サイト)に投稿された「教員の生の声」を解析する手法を提案しました。提案手法により、特定の施策や出来事が、教員のDX推進に対する関心をいつ・どれだけ高めたのかを数値化することに成功しました。本成果を発展させることで、人の定性的な肌感覚が数値化され、高コストなアンケートを補間・代替できる効果検証やシミュレーションが可能になると期待されます。

表彰状