白樫正髙名誉教授が瑞宝中綬章を受章しました
2026.04.30
令和8年春の叙勲受章者が4月29日に発表され、本学の白樫正髙名誉教授が、永年にわたり教育研究に従事された功績を称えられ瑞宝中綬章を受章されました。
【受賞内容の概要】
白樫名誉教授は昭和53年4月に長岡技術科学大学工学部機械系に着任され熱流体講座に所属されました。
学部においては流体工学、熱流体講座の講義を、大学院修士課程および博士後期課程では流体関連振動やレオロジーに関する専門教育をご担当されました。本学の発展と教育体制の構築に尽力され、実務訓練委員長、入学者選抜方法研究委員会委員長をはじめ、機械システム工学課程・専攻主任、エネルギー・環境工学専攻主任など、数多くの要職を歴任されました。
白樫名誉教授は主に乱流、流体関連振動、レオロジー、雪氷工学を研究テーマとされ、実験および理論的研究を通して、流体中で発生する「縦渦励振現象」の発見や、高分子流体の一軸伸長粘度の予測手法開発など、学術的解明に大きく貢献されました。特に、これらの知見を応用した「縦渦励振発電装置」の開発や、地域冷房システム(エコアイス)の基盤技術の確立は、流体工学の社会実装における顕著な業績として国際的にも高く評価されています。
学外における社会活動では、日本機械学会北陸信越支部長や可視化情報学会での功労者表彰、日本雪氷学会学術賞の受賞など、関連学会の発展に寄与されました。さらに、上越市や十日町市における地域新エネルギービジョン策定委員長として地方自治体の政策立案に携わったほか、海外実務訓練やツイニングプログラムの推進を通して、教育の国際化と次世代のリーダー育成に多大な足跡を残されました。
定年を迎えられるまで長岡技術科学大学の発展に多大なる貢献をいただき、平成22年4月に本学名誉教授となられました。長きにわたり、長岡技術科学大学が目指す実践的創造的技術者教育の改善と発展に尽力いただきました。