長岡まつり大花火大会会場にて、本学の技術が活躍しました
2025.08.07
長岡技術科学大学と東京電力ホールディングス㈱が共同研究を進めている「ウォーターチェンジャー®」が、8月2日・3日に開催された長岡まつり大花火大会の会場に設置され、多くの来場者にご利用いただきました。
本学の地域防災実践研究センターでは、地域の災害対応力向上を目指した研究開発を行っています。この装置は、長岡市の地域バイオコミュニティでの実証や、新潟県の「防災産業クラスター形成事業」の支援を経て、ユニトライク株式会社によって商品化されました。微生物の分解作用で水を浄化し、手洗い用水を確保します。
花火会場の手洗い用水の補充が困難であるという課題に対し、水の循環浄化が可能なウォーターチェンジャー®の設置を、令和4年から実施しており、今年は5台が設置されました。
会場では手洗い用水の需要のほか、猛暑のためタオルを濡らす利用者も多く、非接触で利用できる流水設備は快適さと衛生面で好評をいただきました。
今回の長岡まつり大花火大会での実証は、災害時の生活用水供給装置としての可能性を改めて示すものとなりました。今後も関係機関と連携し、本学独自の技術を活用した地域貢献と社会課題解決への取り組みを継続してまいります。


