全国49高専から160名が参加|図書館情報交流集会
2025.09.17
8月28日(木曜)29日(金曜)の2日間、国立高等専門学校機構本部との共催で「令和7年度高等専門学校及び技術科学大学図書館情報交流集会」を東京・一橋講堂で開催し、全国49校の国立高専図書館員、延べ160名が参加しました。
本会は年に一度、高専との連携強化および教育研究支援を目的として、平成11年(1999年)より実施しているものです。
23回目の開催となる今年は、テーマを「高専図書館の利用者サービスと図書館運営の向上に向けて」とし、本学総合情報課より、高専と本学でコンソーシアム契約をしている電子ジャーナルの活用法や利用促進に関するレクチャーを行ったほか、東京学芸大学附属図書館より講師として宗田係長をお招きし、学芸本ガチャを始めとする特色ある利用者サービスをご紹介いただきました。講演後は「通いたくなる図書館をデザインする」と題したワークショップを行い、リソースが限られた中でどうアイデアを創出し、かたちにしていくか、活発な意見交換が行われました。2日目は、高専機構本部研究推進課近藤課長補佐の進行により、承合事項に関する情報交換と、除籍に関するワークショップを展開し、廃棄や選書の基準をめぐり、各高専図書館の運営改善に向けたヒントが数多く示されました。
参加者からは「他校の工夫が刺激になった」「始める前からできないと諦めず、まずは対話の場づくりから始めたい」といった前向きな声が寄せられ、今後の各高専の研究支援や利用者サービス向上への期待が高まりました。