大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業 ご挨拶

本学は令和6年11月に文部科学省の令和6年度「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」(タイプⅠ)に採択されました。事業構想名は「ものづくりと地域社会に変容をもたらすグローバル技学共修教育モデル構築とRD人材育成」です。本事業を通じて、本学の特色であり、かつ強みでもある技学教育を発展させ、地域課題の解決を達成し得る人材を地域社会とともに育成する教育モデル構築を目指します。

実践的な技術者教育である技学教育は、(1)産学連携による実践的なエンジニアの育成、(2)学部・修士一貫教育によるRD人材の育成、(3)高専-技科大が連携した教育という3つの柱で構成されています。これらの柱に「多文化共修」を効果的に組み合わせることで「グローバル技学共修教育長岡モデル」を構築・展開し、科学技術イノベーションや社会実装といった大学のアウトプットにより、アウトカムとしての「大学創出型ソーシャルインパクト」を生み出します。さらに、地方自治体及び高専と連携した多文化共修で地域課題に取り組み、大学・学生が地域社会に影響を与えることで生まれる地方自治体・地域企業によるアウトカムとしての「大学誘起地域創出型ソーシャルインパクト」を創出します。

本教育モデルの構築により、海外留学しない学生も含めた全ての学生がグローバルマインドを涵養できる教育研究環境(グローバルキャンパス)を実現します。このグローバルキャンパスで学び、高度な技術とマネジメント力を育んだ留学生が国内企業や地域企業を選び、日本定着すること外国人材の活用や地域の活性化及び多様化を促進するべく、多文化共生を実現させます。

以上のように、技学教育とともに多文化共修を推進し、日本人学生、留学生、高専生がともに地方自治体や地域企業に出向いて地域課題に取り組むこと、地方自治体や地域企業がRD育成人材を活用することにより、ものづくりと地域社会に変容を促し、留学生の日本定着の促進にも繋げることで、日本から海外へ、また海外から日本へと「技術と人材の好循環」を持続的に生み出す仕組みの構築を進めて参ります。

長岡技術科学大学 学長 鎌土 重晴

お問い合わせ

大学戦略課 国際・高専連携戦略室 プロジェクト企画係
〒940-2188 新潟県長岡市上富岡町1603-1
電話:0258-47-9021 FAX:0258-47-9283