大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業 事業概要
大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業とは
大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業(ソーシャルインパクト創出のための多文化共修キャンパス形成支援事業)は、大学等が教育研究活動を行う国内外の地域における課題について、その抽出から分析、解決策の検討及び提案、社会実装に至るまでの過程において、日本人学生と外国人留学生がそれぞれの文化的多様性を活かし共に学修することを「多文化共修」と位置付け、これらの共修科目や科目群・コース等の開発・実施・普及を推進します。文部科学省が令和6年度から実施した事業であり、本事業の採択大学等が多文化共生社会の実現を牽引し、さらに多文化共修による教育研究活動が、国内外の課題解決策の提案や社会実装の先にある「ソーシャルインパクト」の創出に繋がることが期待されています。
事業構想
地域課題を題材とした多文化共修科目の導入により、真のグローバルキャンパスの実現と外国人R&D人材の日本定着及び日本人との多文化共生の促進を目指す。
日本人学生と留学生が地域課題に関する協働学習を行うことで
●日本のみならず海外の地域課題を理解
●互いの文化や考え方の違いを認識
させる。
これにより、日本人学生、留学生が互いに刺激しあうことで
●日本人学生は社会や国に対する意識を高めるとともに、他国を理解し多様性を受容する態度を養う
●留学生は日本社会の理解をより深めつつ、自国の課題を再認識することを目指す。
この多文化共修に自治体、地域企業、高専が加わることで、
●リアルな地域課題の解決に取り組める
●留学生や幅広い年代の参画により課題解決に多角的な視点を取り入れられる
●地域や企業の外国人材受入に対する意識が変わる
ことが期待される。
カリキュラム設計
育成する人物像
ものづくり地域産業と地域社会の変容を目指し、地域社会との協働により多文化共修を技学教育に組込み、「グローバル技学共修教育」へと発展させることで地域課題の理解・解決を志向し、それを達成し得るグローバルR&D人材を育成する。さらに「実践の中から学理を引き出し、その学理を再び実践の中で試す」という技学の理念を具現化し、地方自治体、高専、海外拠点と協働して地域課題の解決を目指す実践的な多文化共修により、育成した人材を核として大学発、地域発ソーシャルインパクトを引き起こす。