下村匠教授、山口貴幸技術職員、武田健太君らが土木学会田中賞(論文部門)を受賞しました。
更新日:2016年6月13日
下村 匠教授(環境社会基盤工学専攻)、山口貴幸技術職員(技術支援センター)、武田健太君(博士後期課程 材料工学専攻)らが、東京大学 田中泰司准教授、八千代エンジニアリング 陸賢氏、長岡高専 井林康准教授、同 村上祐貴准教授とともに平成27年度土木学会田中賞(論文部門)を受賞しました。同賞は、日本の橋梁界、鋼構造界の育ての親である故 田中 豊博士にちなんで設立された賞であり、土木学会刊行物に発表された論文、報告の中で、計画、設計、製作・施工、維持管理、考案、歴史などに関連して橋梁工学の発展に大きく貢献したと認められた論文に授与されます。
授賞式は平成28年6月10日に同学会定時総会(東京ホテルメトロポリタンエドモント)において行われました。
受賞内容の概要
受賞対象となった論文は2015年10月に土木学会論文集に掲載された「塩害劣化したプレテンション式PC桁の載荷試験と解析による耐力評価方法の検討」であり、日本海沿岸部で約35年間塩害環境下にさらされ、鋼材腐食が生じた道路橋のプレテンション桁を対象として載荷試験と有限要素解析により性能評価を行ったものです。実際のPC橋の調査検討に資する多くの知見を与え、今後のPC橋の維持管理に貢献するものと評価されました。本論文は、約5年にわたり本学、長岡高専が地元技術者らの協力を得て行った研究の集大成であり、本学元教員、卒業生、長岡高専教員らと共同受賞となりました。
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平成28年6月
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