8月28日（水）、29日（木）の二日間にわたり「令和元年度（第21回）高等専門学校及び技術科学大学図書館情報交流集会」を開催しました。平成27年2月に本学と公立高専との間で教育研究交流に関する協定書が締結されたことに伴い、昨年度に引き続き、公立高専からの参加があり、1公立高専を含む36機関42名の参加がありました。
1日目は、初めに、一般社団法人著作権教育研究会の内田理事による著作権セミナー、次に、本学総合情報課による図書館業務講習会を実施しました。特に図書館業務講習会では、日々の図書館業務に関する意見交換や情報共有が活発に行われました。最後に、NII（国立情報学研究所）のNACSIS-CATの改修（CAT2020）に伴う統合図書館システムの機能連携部分の改修対応等について、保守業者より説明がありました。
2日目は、初めに、高専機構本部学務課による電子ジャーナルコンソーシアム、図書館改修経費等の報告が行われ、続いて、高専機構本部の本江（ほんごう）教育総括参事による「高専の教育の方向性」の講演が行われました。最後に、1日目の図書館業務講習会に関連して、ICタグを利用したブックディテクションシステムの導入を進めている高専による作業報告、および開催前に取り纏めた承合事項に関する情報共有が行われました。
今回の交流集会では、参加者の著作権や図書館業務に関する知識が深まり、また、図書館としての高専教育への参画のあり方等に対する再認識が行われるなど、参加者にとって大変有意義な機会となりました。

一日目　内田著作権教育研究会理事による著作権セミナーの様子

本江高専機構教育総括参事による講演の様子