技術科学イノベーション系小林高臣教授が、日本ソノケミストリー学会の学会賞を受賞しました。受賞の対象となった研究題目“持続可能社会に向けた超音波ソノプロセスの活用と応用技術の確立”に対して、ソノプロセス分野の研究推進と循環型社会に重要な技術開発に貢献したことが本学会で評価されての受賞となりました。
表彰式は１２月７日金沢大学角間キャンパス 自然科学本館 大講義棟 レクチャーホールにおいて行われました。

【受賞内容の概要】

超音波を活用した産業プロセスの開発において、いち早く高分子材料の機能化に超音波を活用したソノプロセスの日本での推進を牽引しており、特に分離膜での超音波を利用したファウリング防止、無機高分子スラリー系への超音波効果ならびにバイオマスポリマー溶液の超音波と水素結合の関連を世界に先駆けて詳細に検討してきました。これらの成果は近年のバイオマス薬剤の超音波薬剤放出システム開発やソノレオメターによるバイオマスヒドロゲルの動的弾性解析ならびに未利用廃棄物の超音波を利用した有用物抽出技術等につながり、これらが評価されての学会賞の受賞となりました。