協働本部情報
本部長あいさつ
本学は、創設以来、40有余年にわたり「実践的・創造的能力を備えた指導的技術者の養成」を目指し、高専・長岡技科大のよる一貫した教育を実施し、産業社会からの要請に応え、わが国の「ものづくり」を支える多くの高度技術者を社会に送り出してまいりました。
しかし、目まぐるしい社会・国際環境の変容は、科学・技術の発展と相俟って、多様化な価値観と文化を有する諸民族、諸国家の相互の絡み合いの中で産業・経済・政治、そして環境問題や不透明な政治・経済・社会をもたらしています。
こうした情勢の中で、わが国の技術者教育の将来の在り様を展望するとき、
- 複雑化・大規模化する産業への科学・技術の展開においては、複合的・融合的な技術実践が求められるとともに、独創的な技術開発においては他領域に学ぶ柔軟な発想が求められていること
- 国際的な関わりにおいては、「研究開発」「設計」「生産」「市場」「廃棄・リサイクル」の各段階におけるわが国の技術者の果たすべき役割の変化に対応し、技術展開すべき国々、民族、地域、そして歴史的発展段階での産業、経済、社会、自然を展望しつつ、わが国の特質を発揮し、しっかりと自己主張を展開できる素養・能力が求められていること
を踏まえなければならないと考えています。
本事業では、パイロット事業として、協働高専と本学の間でこのような認識を共有し、今後の高専・長岡技科大の一貫教育によって育成すべき技術者人材像を明らかにし、従来の一貫教育を踏まえつつ、新たな協働教育プログラムに進化させてゆくための様々な試みに挑戦してゆく所存です。
6年間の本事業の展開によって、将来を担う技術者育成の方向性と枠組みについて、わが国の高等教育機関のさきがけとして、その姿を示すことができればと願っております。あわせて、高専、工学系大学をはじめとする関連の諸教育機関、ならびに国内外の企業や行政等におかれましては、本事業についてご理解を賜り、ご協力いただけますようお願い申し上げます。
令和3年4月
戦略的技術者育成協働本部長 武田 雅敏
本部委員一覧
- 本部⻑
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武田 雅敏(機械系教授)
- 副本部⻑、広報部門リーダー
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南口 誠(機械系教授)
- 企画部門リーダー
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鈴木 達也(量子原子力系教授)
- 学務部門リーダー
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重田 謙(基盤共通教育系准教授)
- 高専連携部門リーダー
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山口 隆司(技術科学イノベーション系教授)
- 委員
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勝身 俊之(機械系准教授)
圓道 知博(電気電子情報系教授)
船津 麻美(物質生物系准教授)
高橋 一義(環境社会基盤系准教授)
桑原 敬司(物質生物系准教授)
原 信一郎(基盤共通教育系教授)
山口 勇気(基盤共通教育系講師)
勝身 麻美(国際産学連携センターエデュケーション・アドミニストレーター)
戦略的技術者育成協働本部組織図
【企画部門】
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『戦略的な技術展開ができる人材』を育成する教育プログラムの企画、具体化を行う。
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上記にかかる調査を計画・実施し、分析を行う
【教育プログラム管理部門】
- 企画部門で具体化した教育プログラムの統括的管理および運営を行う。
- 教育プログラムの全体的実施状況の点検・評価を行う
【高専協働管理部門】
- 企画部門で具体化した教育プログラムの高専との協働活動に関する管理および運営を行う
- 高専側の教育スペースの計画・設置および管理・運営を行う
- ICT活用協働施設の計画・設置および管理・運営を行う
【推進協議会】
- 本事業を推進するために、高専機構側と長岡技科大側との間で、戦略的技術者育成協働本部の教育プログラムのねらい、内容、実施体制、管理・運営などの基本的な事項に関して意見を交換し、方針を協議する
【外部アドバイザリー】
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本事業の計画、実施、典型、改善活動状況を外部者として検討し、活動成果を評価し、事業全体について助言を与える
【実務担当者会議】
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教育プログラムを開発するために、具体的なカリキュラムや教材、協働科目の内容などに関して意見交換し、策定する
【事務支援】
- 各種会議に関すること
- 協働高専との連絡調整に関すること
- プログラム参画者の募集および申請に関すること
- 履修、成績、証明書等に関すること
お問い合わせ
学務課 教務企画係
〒940-2188 新潟県長岡市上富岡町1603-1
電話:0258-47-9245 FAX:0258-47-9050