図書館連携・研究支援
附属図書館の高専連携に関する取り組み
長岡技術科学大学附属図書館は、開学当初から40年以上、全国の高専図書館と連携し、研究環境の整備につとめています。
いずれも国立大学と国立高等専門学校という組織の枠を超えた、他に類を見ない取り組みとなり、近年その注目度が高まっています。
ここではその高専連携事業の3つの柱をご紹介します。

統合図書館システムの構築
2007年より、図書の購入、書誌情報の登録、貸出など図書館業務全般を対象としたトータルシステムを全国51国立高専と共同調達しています。大学と高専という組織の枠を超えた共同調達としては国内唯一となり、注目を集めています。

メリット
- 図書館システムを導入する場合、通常は機関の数だけ必要になるサーバも、統合型のため数台のサーバに集約することが出来、コスト削減につながっています。
- 仕様策定や契約にかかる業務を分担し、業務負担の軽減と効率化につながっています。
- 同じシステムを利用している他館と情報交換することで、システムの効果的な利活用が促進されるほか、共通業務についてはマニュアルやノウハウの共有も図られています。
本取組実績の論文公表について『情報の科学と技術』(第75号4号)
高専連携による図書館システムの共同調達および運用ノウハウについて、一般社団法人 情報科学技術協会が発行する『情報の科学と技術」に論文を掲載しています。全国51高専(55キャンパス)との連携という大規模なプロジェクトにおける合意形成プロセスや、スケールメリットを活かした経費削減業務効率化の実証的ノウハウを公開しています。
特集:大学の財源多様化の課題と実践
機関連携による統合図書館システムの構築と共同運用ー長岡技術科学大学と高等専門学校の図書館連携ー 深澤 百合子(長岡技術科学大学総合情報課)
J-STAGEにて公開中(オープンアクセス)
電子ジャーナル・データベースのコンソーシアム契約
研究、学修に欠かせない学術雑誌やデータベースを大学で一括契約し、契約業務の負担軽減およびコストダウンを図っています。
2025年からはElsevier社のScience Directについて転換契約を締結
国が推進するオープンアクセス義務化への対応および高専と本学の学術情報流通の活性化を目的として、Elsevier社Science Directの転換契約を全国51高専と長岡技術科学大学とのコンソーシアムで締結しました。
図書館シンポジウム(図書館情報交流集会)の開催
1999年から30年近くにわたり、年に1回、国立高等専門学校機構との共催で図書館情報交流集会を開催しています。ゲストをお招きした講演会や国の学術情報にまつわる施策の共有、高専間のナレッジ共有を行っています。



現在は開催場所を東京に移し、オンラインや録画配信をするなど、開催方法も変化しています。
