日本の発酵文化を科学し世界へ届ける-スイス・ETH Zurichで国際発酵イベントを実施しました

長岡技術科学大学は、9月11日にスイス・チューリッヒのETH Zurichにおいて、昨年に引き続き2回目となる"The Power of Fermentation: Japan's Tradition and Science in Switzerland"を開催しました。
県産みそ・日本酒をはじめとする多様な発酵食品を、現地の研究者・発酵食品生産者・食文化関係者に向けて紹介し、科学・文化・食を横断する国際交流の場となりました。
本イベントは、「日本の発酵を科学する意味」を世界に伝えるための国際的な取り組み として実施したものです。

国内新聞、在スイス日本国大使館公式SNS、ETH Zurich関連サイトなど、幅広くメディアに取り上げられました。
掲載メディア:新潟日報、47NEWS 他

日本の発酵は"微生物×風土×技術×文化"の結晶

味噌・醤油・日本酒・漬物など、日本の発酵食品は、麹菌・酵母・乳酸菌といった微生物だけでなく、地域の水、気候、農産物、そして蔵ごとに受け継がれてきた技によって育まれてきました。
本学リージョナルGXイノベーション共創センター長・小笠原渉教授は、「発酵文化は地域の知恵と技術の総体であり、科学によってその価値を見える化することが必要」と述べています。

なぜいま、発酵を科学し、世界に発信するのか

海外では日本の発酵への関心が高まる一方、「日本」「麹」「味噌」と名乗りながら、日本の伝統的な製法や品質管理とは異なる商品も流通しています。この状況は、日本の発酵文化全体の信頼に影響する可能性があります。

だからこそ本学は、
―「科学的データによる品質の見える化」
―「日本ブランドとしての発酵文化の体系化」
―「正しい価値の国際発信」
に取り組んでいます。

本学の国際発信の取り組みと『インターナショナル発酵WEEK』への展開

本イベントで得られた国際的なつながりは、本学が今秋に主催する『インターナショナル発酵WEEK』における発酵文化の発信にも確かな広がりをもたらすものです。
インターナショナル発酵WEEK(2026年11月9日〜15日開催)は、発酵を科学・文化・産業・地域の視点から総合的に体験できる1週間 として長岡市内各地で開催される国際イベントです。
最新情報は公式サイトにて随時更新しております。 
▶ インターナショナル発酵WEEK公式サイト

長岡技術科学大学は、これからも地域の知恵と科学をつなぎながら、日本の発酵文化を未来へ、そして世界へ発信する活動を継続してまいります。 

小笠原 渉 教授
イベント会場の様子1
イベント会場の様子2