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高橋勉教授が日本機械学会賞(論文)を受賞しました。

更新日:2020年5月28日

機械創造工学専攻 高橋勉教授が、一般社団法人日本機械学会賞(論文)を受賞しました。
受賞の対象となった論文は「二次元対向噴流型伸張レオメーターを用いた機械的・光学的同時測定による平面伸張粘度評価手法」です。日本機械学会賞(論文)は、日本機械学会学術誌に公開された論文の中で特に秀でたものに贈られ、賞状、及びメダルが進呈されました。

【受賞内容の概要】

「平面伸張粘度」とは液体の流動を支配する4つの粘性係数の1つで、シート状フィルムの成形、ペットボトルの製造、塗布やコーティングなど産業界で広く必要とされる基礎技術に関係する物質定数です。

市販の測定器が一台も存在しない評価が難しい物質定数ですが、「高精度ながら操作が難しく、適用できる流体が限られるレーザーを用いた光学的測定技術」と、「簡単に測定できるが精度に問題がある、機械的測定技術」を組みあわせた新手法を開発しました。

この手法により機械的測定技術の精度向上のための指針が得られ、近い将来には安価で高精度な平面伸張粘度測定装置が開発されると期待されます。これにより、フィルムやプラスチック製品、二次電池などの性能向上とコスト削減を図ることができます。


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