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大場恭子准教授が関東工学教育協会賞を受賞しました。

更新日:2023年6月1日

量子原子力系 大場 恭子准教授と、技術開発センター 吉澤 厚文客員教授が、関東工学教育協会賞を受賞しました。
本賞は、会員の教育意欲の一層の向上に資するとともに、関東地区、ひいてはわが国における工学・技術教育の発展を期するものです。
表彰式は5月24日に東京都において行われました。

【受賞内容の概要】
受賞の対象となった論文は、レジリエンスエンジニアリングの考え方を参考に技術者倫理教育の改善を検討したものです。技術者倫理教育は、事例学習を重視していますが、扱う事例は失敗事例が中心となっており、良好事例の発掘や教訓導出の難しさに課題がありました。
本論文では、JR東日本旅客鉄道株式会社の新幹線が、東北地方・太平洋沖地震において乗客・乗員の死傷者数ゼロであった背景を、阪神・淡路大震災から遡り調査し、分析しています。実際に安全を実現した事例から、どうすれば安全をより実現できるかについて具体的な教訓を導き出すことができたことは、技術者倫理教育において、今までにないプロアクティブな姿勢を示すことができました。

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