このページの先頭です


本文ここから

日米の3Dプリンターの専門家が本学を来訪しました。

更新日:2023年6月26日

6月21日に本学のDXものづくりラボにアメリカの3DプリンタメーカであるMarkforged(マークフォージド)社のShai Terem代表取締役兼CEOと、トーマス パン日本法人社長、株式会社AISTSolutionsのコーディネーターである高辻 利之氏が来学しました。

Markforged社はマサチューセッツ工科大学(MIT)出身のエンジニアが創業した3Dプリンターメーカーで、平成25年創業と比較的新しい会社ですが、プロセスデータのクラウド化や3Dプリンターの規格制定などに意欲的に取り組んでいます。従来品に比べ高速で安価でありながら、安定した造形が可能な3Dプリンターを製造していることから、今では世界で最も有力な3Dプリンター企業の一つとなっており、国立研究開発法人産業技術総合研究が今年5月に設立した「北陸デジタルものづくりセンター」では、最先端の3Dプリンターを導入しています。このような背景から、本学DXものづくりラボ及び技術革新フロンティアコースが行っている世界最先端のDXものづくりに関する教育・研究に強い関心を持たれ、日米を代表する3Dプリンター専門家が視察するに至りました。

本学のDXものづくりラボでは、ビジネスモデルや社会実装、プロセス、品質保証、シミュレーションなど、ものづくりの全体を俯瞰して理解した設計人材を育成しているという点で、世界最先端の教育システムといえます。今回の訪問ではMarkforged本社におけるインターンシップ受入や、Terem代表取締役による講義を行っていただくことが決まりました。

また、研究面においては、1.DXものづくりとメタバースやXR技術が連携した「DXRものづくり」システム、2.プロセスモニタリングにもとづくデジタルツインデータ取得とシミュレーションシステム、3.3Dプリンターと後加工装置がロボットで連携したシステム、などの3つのシステムが連携したシステムに非常に興味・関心をお持ちいただき、今後、Markforged社との間で、3Dプリンターに関する多様な装置開発及び、規格制定や標準システムの設計に関して協働で取り組んで行くことが決まりました。

本学はDXRものづくりを通じて、新たな知と価値を生み出し、この分野で世界を牽引していきます。




.